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馬主登録になろう

先輩馬主に聞く

今回ご紹介するのは、当HPのコラム「淀に吹く風」でもお馴染みの山上和良さん、コラム読者の方はご存知の通り、独自の馬主観や馬主論をお持ちの山上さん。先輩馬主のご紹介第一弾はそんな山上さんにいろいろ伺ってみました。

【プロフィール】
2002年 JRA馬主資格取得
2003年1月 中央初出走 (オラージュ)
2003年4月 中央初勝利 (アリスタクラシー)
主な活躍馬 ブロードキャスター (07年京都ジャンプS2着)

 

どういったきっかけで馬主になられたのですか?
私が馬主になったきっかけは実はインターネットです。
私が初めて馬主になったのは2000年なのですが、その頃ちょうど巷でインターネットが普及し始めた頃で、ネットで競馬関連のHPや記載を見ている中でたまたま『地方競馬の馬主になりませんか』という、とある北海道の牧場のHPに行き当たり、その牧場にコンタクトをとった事がきっかけです。
それまでは一口馬主として競馬を楽しんでいたので、生産者や育成牧場、調教師さんなどに特別なパイプを持っていた訳ではないんです。こと競馬界との繋がりに関しては、このHPをご覧の皆さんとそんなに変わりませんよ。
それとその頃TVでやっていた「やまとなでしこ」、そう松島菜々子さん主演の月9ドラマ、あれを見て馬主が女性にモテるって刷り込まれました(笑)
馬主の醍醐味とはどういったところですか?
当然デビューした自分の所有馬がレースで活躍してくれることもありますが、私は所有馬をデビューさせる事やその過程自体も、自分だけの馬を持つ馬主ならではの楽しみじゃないかと思うんです。
自分の知識や経験で好みの競走馬をセリや牧場で探し、自分の思う育成方法や牧場で育て鍛えていく、そして所属厩舎を決め競馬場でのデビューの舞台へ送り出す。例えるならアイドルの卵達を発掘し育てデビューさせる秋元康さん?!、目指すは競馬界のAKBを生み出した名プロデユーサー(笑)。
そういった所有馬を総合プロデュースすることが私の醍醐味ですね。実際自分の思うようにそんなことができるのも馬主になったからだと思います。
所有馬の選び方について何かこだわりはありますか?
私はほとんどセリ市にて競走馬を購入しています。牧場を回って探すという方法もあるのですが、それだと1日に見れる馬の数が限られてしまうんです。それに比べてセリ市ならば一度に沢山の馬を見ることが出来るので私にはこちらの方が好きですね。
馬の選び方ですが、私は1歳馬を購入する際、その馬がどういった成長をしていくかをイメージして、それをもって購入しています。だから普段競馬場に行った時はパドックなどで1000万下クラス以上の競走馬の血統や体つき等を見て逆にその馬の1歳時の体つきをイメージしたりしています。パドックは私にとっては見本市みたいなものですね。
購入した馬がイメージ通りに成長すれば嬉しいですし、うまくいかなかった場合は、何がダメだったのか考え直して次に活かすようにしています。
「馬主になろう!」と考えておられる方に一言メッセージをお願いします。
昔に比べると馬主へのハードルは意外と低くなっています。私の周りにも30代や40代の馬主仲間が多くおり、実際私が相談を受け馬主デビューを果たした知人も数名います。
このHPをご覧になり、競馬が大好きで所得要件等馬主資格を有しているのだが、競馬会に繋がりを持っていない、関係者とのパイプがないので馬主にはなれないのではないか、等お悩みの方がおられれば、是非京都馬主協会にご連絡ください。

取材:大惠陽子

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