今月から始まったヤングジョッキーズシリーズ(YJS)のトライアルラウンド。
7月4日佐賀、17日高知、19日門別の3ラウンドを終えました。
YJS創設の2017年からずっと取材を続けてきましたが、今年はJRA騎手の勢いがレース中もレース後もあるな、と感じます。
レースについては、各2レース計6レースを終えて、全てJRA騎手が勝利。
JRA騎手が6連勝というのは過去に記憶がなく、おそらく初の出来事だと思います。
ここまでJRA騎手が連勝をしたことがなかった要因には
JRAの競馬場と違って砂が深いこと、小回りが多いこと、また地方馬への騎乗となるため、その背中や扶助に対する反応の違いなどもあるのではないかな、と推察します。
しかしながら、今年はそうしたディスアドバンテージを乗り越え、JRA騎手が大活躍。
史上最年少で函館リーディングに輝いた佐々木大輔騎手も門別で勝利を挙げるなどJRAでのいい流れをYJSでも継続しています。
YJSでは地方競馬全国協会(NAR)がレポートムービーを撮影していて
これまでは地方騎手の方が元気よく答えたり、時にカメラを意識した振る舞いが多かったのですが
門別ラウンドではJRA美浦の若手騎手たちが生き生きとカメラの前でレースを振り返ったり、同期愛を見せたりしていて、個人的にはなんだか新鮮でした。
例年と違い、トライアルラウンドが短期決戦となっている今年。
いまの勢いのまま最後のトライアルラウンドとなる10月11日笠松まで突っ走りそうな気もしていて、注目です。
▲YJS門別のレース前、JRA騎手たちによる馬場チェックの様子