昨日、鹿児島県で九州1歳市場が行われました。
冒頭では九州産馬として初めてJ・GIを勝ったイロゴトシ(2023年中山グランドジャンプ勝ち)の関係者への表彰があり
牧田和弥調教師と黒岩悠騎手が出席しました。
黒岩騎手はこのためだけに日帰りでの鹿児島入りだったようですが、こうして様々な方面から祝福や表彰をしていただけることは嬉しでしょうね。
セリ自体も活況で、売却総額5700万円(税別)はレコードを記録。
毎年、このセリに足を運ぶ谷潔調教師も
「活気があって今年は人も多くて、馬質も年々上がっているように感じました」
と話していました。
その谷調教師。
九州産限定レースにはほぼ毎回管理馬を送り出しているので、POG取材真っただ中の3月に
「九州産馬のファンも増えているので原稿で紹介したくて、注目馬を教えていただけませんか?」
とお伝えしていました。
すると先日、「九州産馬が2頭、トレセンに入厩するよ!」との連絡が。
「アイタカが九州産馬の中では良さそうです」とのこと。
夏競馬になり、小倉開催が始まると開幕週には九州産馬限定の新馬戦、3週目には2歳限定のひまわり賞、また佐賀競馬場では8月16日に霧島賞が行われますから
ある意味では「九州産馬の季節」到来とも言えるかもしれません。
また、佐賀競馬場では昨年、地方競馬史上初めて「九州産馬限定2歳新馬戦」を実施。
今年は先週17日に行われカシノルーカス(父ケイムホーム)が勝ちました。
また、今年の佐賀皐月賞を勝ったネオシエルは宮崎県産の馬。
来年にはJBC当日に九州産馬限定の地方競馬全国交流重賞が実施されることも発表されるなど
九州が馬産地として再び活気づいてきたように思います。