はい!現場の大恵です

天皇賞・春

初めてのコース設定で行われる天皇賞・春が近づいてきました。

阪神の芝3200m(外→内)では
これまで2月末の松籟Sたった1回しか行われておらず
もちろんGIの開催ははじめて。

いろいろな媒体でこのコース設定についてジョッキーのみなさんに取材させていただいたり、執筆させていただく中で感じているのは

「2周目が内回りになることで、先行有利」

そこにはさらに伏線もあって
京都のように3コーナーに下り坂がないので
そこで惰性をつけてじわーっと加速するタイプ
(よく「長くいい脚を使う」と表現されがちなタイプ)
にはひと工夫必要になる舞台設定なのかなと考えるようになりました。

一方で、従来天皇賞・春が行われていた京都外回りコースでは
「3コーナーの下り坂が苦手なタイプ」が見受けられたのもたしか。
そういった馬たちにとっては直線の坂を除き、ほぼフラットな阪神コースはいいかもしれませんね。

京都競馬場が改修工事中はこういった「異例のコースでのGI」について、あれこれ考えをめぐらせながら楽しみたいと思います。

ところで、当日の午後は雨予報。
「ゴールデンウィーク中で快晴のイメージが強いけど
直近で雨の天皇賞・春っていつだろう?」
と調べてみると、2005年スズカマンボが勝った時が小雨の記録になっていました。
16年ぶりの雨の天皇賞・春ともなるかもしれませね。