今朝の栗東トレセンには
オーストラリア長期遠征から帰国した坂井瑠星騎手の姿がありました。
昨年11月に渡豪し、書類手続きなどのため2度の一時帰国を挟みながらもトータルで約1年の海外遠征。
一時帰国では土日で人気薄を含む4勝を挙げるなど大きな存在感を示したり
ドバイや香港などへ矢作厩舎が海外遠征の際には現地に飛び、調教の手伝いもしました。
一時帰国中の活躍ぶりからも正式帰国後の活躍がかなり期待されるところ。
早速、今週末はGI・朝日杯FSでコパノマーティンに騎乗予定です。
今朝はその最終追い切りに騎乗。
「初めてコンタクトを取りました。
先行馬を見ながら直線で並びかけ、スムーズな反応でいい動きでした。
この馬のレースは見ていて
ダートで勝っていますが、芝の未勝利で3着もあるので問題ないと思います。
力強い走りをするので、馬場が渋ればよりいいのではないかと思います。
2歳にしてはどっしりとした乗り味ですね」
日曜日は曇りのち雨の予報で降水確率は60%。
コパノマーティンと坂井騎手にどう作用するでしょうか。
さて、今朝は栗東トレセンから話題をもう1つ。
今週から坂路タイムが厩舎毎に手軽にプリントアウトできるようになりました。
これまではゴールした馬から順にモニターにタイムが表示され
その画面を印刷する方法でした。
ところが、モニターに表示されるのは10頭未満。
朝一番やハロー明けなどはどんどんと馬が登坂するので
ちょっとタイミングを逃してしまうと
お目当ての馬のタイムがモニターから消えてしまい
プリントアウトできない…という状況。
そのため、走って印刷機のボタンを押しに行く調教師も多かったのです。
新しく導入されたこちらの機械だと
調教師コードを入れればその日の厩舎の馬の登坂タイムが一覧で出てきます。
写真は北出成人調教師。
右手に持っているのが今朝の北出厩舎の坂路タイム一覧。
左手の黒い小さな用紙は従来のモニターをプリントアウトしたもの。
これによって印刷に気を取られ過ぎずに
しっかりと管理馬の動きをチェックできるようになりそうです。