コロナを境にYouTubeによる競馬の生配信が急激に増えました。
それまでは公に認められた配信はなかったのですが、2020年8月に高知競馬が「ヨルノヲケイバ」という生配信をスタート。
出演者があーでもない、こーでもないと雑談しつつ、時に過去の取材情報を入れつつ馬券を買う配信で、視聴者がチャット欄にコメントを書き込み、双方向でコミュニケーションが図れるのが魅力の一つです。
元々はボートレースでとても盛んな手法で、それにより売り上げが大幅アップした競艇場もある、なんて風の噂も聞こえてきます。
地方競馬でも高知が先んじて始めると、大井や佐賀も続き、今ではJRA-VANなど中央競馬でも生配信が取り入れられる一大ブームとなっています。
また、出演者がいない純粋な中継をYouTubeで生配信する競馬場も増えました。
JRAも試験配信などを行っていましたが、地方競馬ではほとんどの競馬場が導入。
昨日、クラスターカップが行われた盛岡競馬場も例に漏れずで
私もクラスターカップを見ようと岩手競馬の公式YouTubeから中継映像をつけたところ、同時視聴者が約1万2000人も!
盛岡の正確な数字は分かりませんが、西日本の地方競馬場だと普段の日は数千人ほどですから
JRAから有力馬が参戦するダートグレード競走がいかに注目を集めているかを実感しました。
もう一つ興味深かったのが、その視聴者の減り方。
私もその一人なのですが、クラスターカップでリメイクが1着でゴールし、掲示板に馬番が灯ったあたりで「さあ、仕事に戻ろう」とYouTubeを閉じようとすると
さっきまでいた視聴者が4000人近く減っていたのです。
お盆だったり、台風が関西に上陸したりで休日の方も多かったとは思いますが、カレンダー上は平日。
もしかしたら私と同じように仕事中で、会社でパソコンやスマホからレースだけ見に来ていた人も多かったのかもしれませんね。
どこにいても競馬が楽しめる時代になりました。