はい!現場の大恵です


宿泊事情

先週まで開催していた中京競馬。
新大阪から名古屋までは新幹線で約1時間と近くて日帰り可能なこと、
またコロナによる取材規制以降、GⅠレース以外では取材エリアに入らなく(入りづらく)なったことなどから
宿泊して土日とも中京競馬場へ、ということは減りました。

しかし、先週は土日ともに見たいレースがあり、とても久しぶりに名古屋泊。
知り合いの記者などは名古屋駅や金山駅周辺に泊まる人も多いのですが
個人的には名古屋方面への往復の電車が混雑しているのが苦手で、思い切って逆方面の知立・刈谷方面へ。
実は同様の考えでフリーカメラマンには知立や刈谷に泊まる人も多く、私も彼らからコロナ前にメリットを教えてもらっていて、以前も何度か利用したことがありました。

中京競馬場前駅からの所要時間はあまり変わりないのですが、人が多くないというのは何となく楽なもの。

久しぶりに知立駅で降りてみると、駅の工事が完了していてとても立派に。
乗り換えには3階コンコースまで上がらないといけないケースもあって、規模感に驚きました。
それと、昔ながらのビジネスホテルが多かった知立に、東横インができている!
これは個人的に一番の驚きだったかもしれません。

刈谷もデンソー本社やトヨタ関連企業があり、JRと名鉄双方が乗り入れてそれなりの大きな街を形成しています。
餃子専門店があって気になったのですが、あいにくその夜は満席で入れず。

次の中京開催は12月。
また機会があればリベンジしたいと思います。


JRA若手騎手の勢い

今月から始まったヤングジョッキーズシリーズ(YJS)のトライアルラウンド。
7月4日佐賀、17日高知、19日門別の3ラウンドを終えました。

YJS創設の2017年からずっと取材を続けてきましたが、今年はJRA騎手の勢いがレース中もレース後もあるな、と感じます。

レースについては、各2レース計6レースを終えて、全てJRA騎手が勝利。
JRA騎手が6連勝というのは過去に記憶がなく、おそらく初の出来事だと思います。
ここまでJRA騎手が連勝をしたことがなかった要因には
JRAの競馬場と違って砂が深いこと、小回りが多いこと、また地方馬への騎乗となるため、その背中や扶助に対する反応の違いなどもあるのではないかな、と推察します。

しかしながら、今年はそうしたディスアドバンテージを乗り越え、JRA騎手が大活躍。
史上最年少で函館リーディングに輝いた佐々木大輔騎手も門別で勝利を挙げるなどJRAでのいい流れをYJSでも継続しています。

YJSでは地方競馬全国協会(NAR)がレポートムービーを撮影していて
これまでは地方騎手の方が元気よく答えたり、時にカメラを意識した振る舞いが多かったのですが
門別ラウンドではJRA美浦の若手騎手たちが生き生きとカメラの前でレースを振り返ったり、同期愛を見せたりしていて、個人的にはなんだか新鮮でした。

 

 

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例年と違い、トライアルラウンドが短期決戦となっている今年。
いまの勢いのまま最後のトライアルラウンドとなる10月11日笠松まで突っ走りそうな気もしていて、注目です。

 

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▲YJS門別のレース前、JRA騎手たちによる馬場チェックの様子


筋トレとアルコール

宝塚記念が終わると、秋のGIシーズンまではJRAでの仕事が落ち着きます。

代わって全国各地でトライアルラウンドが行われるヤングジョッキーズシリーズ(YJS)や、8月末には札幌でワールドオールスタージョッキーズが行われ、地方競馬の騎手も出場するため、7月、8月は私にとっては出張シーズン。

外泊することに一番抵抗の少ない時期で、先々週は福島競馬場にラジオNIKKEI賞を見に行ってきました。

2019年に初めて福島競馬場を訪れた時、パンフレットに「仙台空港行きのバスがある」と書いてあった記憶があったので調べてみたのですが、現在は土日には運行していない模様。
HPに時刻表は記載されていたのですが、取り消し線が引かれていたので、もしかしたらコロナ禍で運休になったままなのかもしれません。

なので、伊丹から仙台空港入り後は一旦仙台駅に出て、そこから高速バスへ。
こちらも福島競馬場前まで運行しているので、新幹線より少し時間はかかるものの乗り換えいらずで快適でした。

そして月曜日は仙台空港から福岡空港へ。
火曜日のYJSトライアルラウンド佐賀のための前乗りで、取材後は夜の新幹線で栗東入り、水曜日は早朝からトレセン取材というスケジュールでした。

コロナ前は地方の競馬場、特にレース撮影のために砂の深い馬道を何往復もする佐賀競馬場では取材が終わるとエネルギー0状態。
翌朝締切りのレースレポート原稿を書く体力が残っていないことが多々だったのですが
筋トレを始めたおかげか、今年はほんのすこーしだけ疲れがマシに感じました。
とはいえ、経験を重ねて競馬場での動きが省エネ化しているような気もしていて、そのおかげかもしれません。

実際、筋トレを始めて実感が沸く部位がある一方、筋肉量や体脂肪率に大きな変化は見られず。
佐賀の帰り道、ハイボールを飲みながら「なんでなんだろう?」と友達に相談していると、「それが原因じゃない?」と手に持ったアルコールを指されました。

研究によると、筋トレ後にアルコールを接種すると筋肉の合成率が2~3割ほど減ってしまうとか。
ただ、長時間空ければ影響は抑えられるようで、朝に筋トレをして夜に飲酒するマッチョもいるそう。

「騎手やスポーツ選手もアルコールを飲むけど、引き締まった体をしているもんね」
と都合のいい言い訳をしていましたが、こんなところにも落とし穴があったんですね。

特に騎手は早朝に調教、昼にトレーニングをして、飲酒をするとすれば夜。
自ずとこの理論に当てはまっていました。

「汗をかいた後のハイボールは美味しいなあ、と自己満足に浸っていた私とは大違いだな」
と思いながら水曜日にトレセン取材をしていると、前日に同じく佐賀にいた若手騎手たちも元気に調教騎乗していて、気力だけは負けていられないと思いました。