新人王と大寒波
24日午後から関西はものすごい強風に雪に、と大変な天気でした。
何日か前から「10年に一度の寒波襲来」と報じられていましたが、まさにその通り。
姫路競馬の最終レースは吹雪で真っ白。
南国・土佐の高知競馬場で行われた全日本新人王争覇戦も雪が舞う中での戦いでした。
その新人王、優勝したのはJRAの角田大河騎手。
2戦2勝の完全優勝は史上初で、角田騎手自身、高知はこれで5戦3勝と好成績を残しました。
高知は砂が深いことに加え、わずかな天気の変化で馬場傾向がガラッと変わるため
馬場読みが日本一難しいのではないかと感じるのですが
昨年、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド第1戦と同日のJRA交流レースで馬場を経験すると
自身高知3戦目となるYJS第2戦をしっかり勝って、当時も驚いた記憶があります。
2位は2戦とも2着だった佐賀の飛田愛斗騎手。
第1戦の4コーナーでは角田騎手が進路が空くのを冷静に待っていたのですが
さらにその後ろで冷静に機を窺っていたのが飛田騎手。
直線では内に進路を切り替えて鋭く伸びるも、惜しくもアタマ差及びませんでしたが
こちらもかなーり驚かされたレースぶりでした。
高知ではその後、一旦は雪が止んだものの再び吹雪となり6レース以降は取りやめ。
新人王に参戦していたJRA3騎手(いずれも栗東)は
何とか伊丹空港に着陸できたものの、そこからが大渋滞で約5時間かけて栗東にたどり着いたのだとか。
高速道路は各地で立ち往生が発生し、
JRもあり得ないほどの長時間、車内に閉じ込められるなど交通の混乱がすごかったです。
かくいう私も木曜日に草津へ取材に向かおうとしたら、
最寄りのJR駅に1時間近く電車が停車しなくてヘトヘトに。
また週末に寒波が来るようですので、みなさまも安全に過ごせますように。
おはようございます
おはようございます。
連休明け、新幹線で東京方面に向かっているところです。
周りを見渡すと、ビジネスマンの方ばかり。
「S Work車両」という、気兼ねなくパソコンやリモートミーティングに参加できる車両だから当たり前といえば当たり前なのですが
横の方は早朝からずっとパソコンと睨めっこしながら仕事されていて
すごいなあ~と眠たい目をこすっています。
そんな、まだ頭はぼんやりしている私ですが
昨日のフェアリーステークスのゴール前は目が覚めるような驚きでした。
3歳になったばかりの牝馬の重賞で
そこ、スペースある??と、横からの映像では思ってしまうほどの最内にできたわずかなスペースを突いてキタウイングが伸びてきました。
道中はインで脚を溜めていて、直線の入り口では外に導く選択肢もあったのではないかと思いますが
着差や他馬の伸び方を見ると、結果的に「勝つにはあそこしかない」というようなレース。
古馬でも馬と馬の間を割って伸びるのが苦手な馬もいる中
まだ3歳で怯まずに狭いスペースに入って伸びたのですから、すごいですよね。
そして、強い気持ちでそこに導いた杉原騎手の騎乗も光ったレースでした。
謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。
昨年と変わらず、2023年もJRAから許可される範囲内でゆっくりと取材をしていきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
大恵陽子