はい!現場の大恵です


サマーチャンピオンとJRA交流

昨日は佐賀競馬場でサマーチャンピオンが行われました。

私は代役でYouTubeライブ配信に出演していたので現地には不在だったのですが
シャマルが強い競馬で重賞2勝目!
今後に向けて賞金を加算できたことは大きかったでしょう。

2着に追い込んできたコウエイアンカ(兵庫)は想像以上に向正面で前に位置取っていて
見せ場たっぷりの内容。
個人的には「斤量がもう1kg軽ければもっと積極的に買いたい」
と思っていましたが、失礼しました、という思いです。
成績を見ても分かる通り、ものすごく夏が得意な馬で力を存分に発揮しました。

3着サクセスエナジーも力を示しましたよね。
本当にこの馬はすごいなあと感じます。
砂を被るのが苦手なタイプながら2番枠に入ってどうなるかなと思ったところ
内から先手を取って、59kgを背負いながらの粘り腰。
まだまだ地方小回り1400mで強い姿を見られそうです。

そして、このレースの2つ前に行われたJRA交流レースも見ごたえがありました。
残念ながら2着に敗れてしまいましたが
シンゼンハットに騎乗した今村聖奈騎手が
向正面から砂が深いとされる内を通ってスルスルと先頭まで並びかけたのです。

雨が降って砂が流れていたため、普段よりも多少浅くなっていた可能性もありますが
それを分かっていても、佐賀ではタブーとされる内を思い切って選ぶ判断にはいい意味で驚愕させられました。

たしかに振り返ってみると
地元佐賀のジョッキーでも減量特典のある人は4コーナーで内を狙って伸びてくることも。
砂が多少深くても、減量特典があれば走りにくさはそこまでないのかもしれません。
その点、今村騎手は4kg減ですものね。

先週の金沢でも今村騎手はコースロスなく回ってくることを意識しているようにも感じられて
レースを見るのがとても楽しいですね。

さぁ、今週は私は札幌へ。
3年ぶりのワールドオールスタージョッキーズ、楽しんできます。


先週

前回のブログで書いた旦過市場の火災。
あの直後、13日と14日に小倉競馬場へ行ってきたのですが
モノレールに乗り旦過駅が近づいてくると
どこからともなく「あ、火災・・・」といった空気感になり
多くの人が窓の向こうを凝視していました。

今年最初で最後の訪問となった小倉競馬場は
特に日曜日、小倉記念当日は場内に座る場所がまったくないくらいの混雑ぶり。
日曜日は入場券のみの購入だったため、壁にもたれながら運動不足の体を労わるという
ちょっと品のない行動をしてしまいました。

あー、ウォーキングでもして体力強化しなくちゃなあ
ということを実感したのでした。

さて、今週はありがたいことに美浦と栗東でそれぞれ取材。
若手騎手を取材することが多いのですが
十人十色でそれぞれにいろんな試行錯誤を繰り返しながらレースや馬に向き合っているのだな、と感じます。


着実に秋の気配

小倉の旦過市場が再び火災に見舞われました。

今年4月に市場の一部が燃える火災があり、
小倉開催時には競馬関係者にも親しまれる地なだけに
競馬界からも心配の声が出ていました。

復興に向けて歩みはじめていたところでの再びの火災。
今朝の栗東トレセンでも
「また旦過が大変なことに・・・」との話題が。
大切なお店や居場所を失われた方々の心が
一日も早く前を向いていけることを祈っています。

さて、その小倉も2週間のお休みを経て今週から再開。
3歳未勝利馬たちにとってはいよいよ後のない背水の陣となってきました。

一方で、夏のトレセンは人馬の姿がまばらで閑散としながらも
着実の秋の気配。

今朝はダービー馬・ドウデュースが帰厩後初の追い切りをこなし
多くの記者やカメラマンに囲まれていました。

堂々とした歩き姿で、もちろん秋に目指すは凱旋門賞。
このあとも一挙手一投足に注目が集まることでしょう。

また、コリアスプリントに選出されたラプタスの姿もありました。
コリアスプリント・コリアカップでは創設以来、日本馬が大活躍していましたが
2019年は日本馬の出走が叶わず、それ以来の久しぶりの遠征となります。

この秋、国内外で楽しみなレースが続きそうです。