コロナ禍で暇を持て余していた頃、知人から
「ゴールデンカムイが面白い!
原作の漫画もいいし、Amazonプライムでアニメも見れるよ」
と教えてもらいました。
毎晩、Amazonプライムで海外ドラマを見ながら寝るのが習慣だったことに加え
昼間も時間だけがあり余っている状態だったので早速アニメを視聴。
アイヌの血を引く少女・アシリパと日露戦争帰りの元兵士・杉本が
北海道開拓時代に大量に採取され、その後どこかに隠された砂金を探すという話。
鍵を握る人物が網走刑務所に収容されているため、小樽から網走を目指すところから物語はスタートします。
その道中、随所に登場するのが北海道開拓の歴史や日露戦争の話、アイヌの文化や北海道の地名でした。
そういえば、馬産地の一つでもある平取にアイヌ関連の資料館があると目にしたことがありますが
平取ではトマトを買って帰るくらいで、立ち寄ったことがありませんでした。
でも、そのトマトのブランド名「ニシパの恋人」の「ニシパ」も実はアイヌの言葉と知ったのは、ゴールデンカムイから。
門別競馬場に近年できた重賞・ウポポイオータムスプリントもアイヌの言葉に由来していますし
北海道の知人と話していると
「僕は浦河で生まれ育ったんですけど、同級生にもアイヌの血を引く子、いましたよ」と。
無知とは怖いもので、これまで何度も訪れた北海道のあちらこちらに
アイヌの言葉や伝統、その意志が受け継がれていたんですね。
ゴールデンカムイの聖地巡礼が流行っているようですが
それをしたくなる気持ち、なんだかすごく分かります。
そこに生えている草や空の色、気候、空気、そんなすべてを感じてみたいと思いますもんね。
先週は阪神競馬場で「アシリパ」という名前の2歳牝馬がデビュー。
もちろん、ゴールデンカムイファンの間で話題になりました。
残念ながら8着でしたが、ファンとしてどうしてもその動向は気になってしまいます。
さて、これを書いているいまは留萌でつくられた「カズチー」を食べながら。
「ルモイ」って今まで読めませんでした。
海に面していて、きっと漁業や水産加工業が盛んなのでしょうね。
数の子の入ったチーズはとても美味しくて
道内にとどまらず、羽田空港のコンビニでも売られる人気っぷりに納得です。