はい!現場の大恵です


帝王賞

上半期のダート頂上決戦・帝王賞はメイショウハリオが強い競馬でタイトルを手にしました。

レース映像を見れば見るほど、惚れ惚れするレース内容。
本当におめでとうございます!

なぜ惚れ惚れしたのか、とお話するには
まず今開催の大井競馬場は内側を中心に砂の入れ替えがあったことをお伝えする必要があるでしょう。

公式ホームページでは公表されていますが
3~4コーナーや、直線ではウイナーズサークル付近まで内側を中心に砂を入れ替えられました。

新しい砂が入ると、ふかふかで馴染むまで時間を要するため
その部分はいわゆる「伸びない」場所となります。
それゆえ、外差しが有利な傾向になったのがこの大井開催。

それをしっかり把握してのことなのでしょう。
メイショウハリオは向正面で馬場のどこでも走れる状況にありながら
内ラチから少し離れた外目を追走。

長くいい脚を使い、押して押して反応するタイプのスワーヴアラミスが
ある程度早くから動くことも想定内だったかと思います。

慌てず騒がず、馬場のいい所を通りながら
この馬の持ち味の末脚を生かしてのJpnI初制覇は気持ちいい走りでした。

また、敗れはしましたがチュウワウィザードは木曜→水曜→土曜と続けてしまい11秒台の調教で
帰国初戦ながら2着と力を見せました。

3着のオメガパフュームは4連覇した東京大賞典とは違い
帝王賞は約4時間もレース発走時間が遅いため、馬の集中力が切れ気味にもかかわらず
クビ+1馬身半差まで迫ったのには地力の高さを改めて感じさせられました。

また、中間の調教ではどれだけ「レースモード」に入るかがポイントともなる馬だと思うのですが
追い切りでは陣営が「唸っていた」と話す状態までもってこられたことも
大きなポイントだったと思います。

・・・と、ここまで偉そうに語っていますが
今夜出演した楽天競馬さんのLIVE配信では
帝王賞までのレースでまーったく的中できず、解説する資格なし、といった感じでした。
うぅ~、南関東競馬、奥が深くて難しいですね。


北海道

コロナ禍で暇を持て余していた頃、知人から
「ゴールデンカムイが面白い!
原作の漫画もいいし、Amazonプライムでアニメも見れるよ」
と教えてもらいました。

毎晩、Amazonプライムで海外ドラマを見ながら寝るのが習慣だったことに加え
昼間も時間だけがあり余っている状態だったので早速アニメを視聴。

アイヌの血を引く少女・アシリパと日露戦争帰りの元兵士・杉本が
北海道開拓時代に大量に採取され、その後どこかに隠された砂金を探すという話。

鍵を握る人物が網走刑務所に収容されているため、小樽から網走を目指すところから物語はスタートします。
その道中、随所に登場するのが北海道開拓の歴史や日露戦争の話、アイヌの文化や北海道の地名でした。

そういえば、馬産地の一つでもある平取にアイヌ関連の資料館があると目にしたことがありますが
平取ではトマトを買って帰るくらいで、立ち寄ったことがありませんでした。

でも、そのトマトのブランド名「ニシパの恋人」の「ニシパ」も実はアイヌの言葉と知ったのは、ゴールデンカムイから。

門別競馬場に近年できた重賞・ウポポイオータムスプリントもアイヌの言葉に由来していますし
北海道の知人と話していると
「僕は浦河で生まれ育ったんですけど、同級生にもアイヌの血を引く子、いましたよ」と。

無知とは怖いもので、これまで何度も訪れた北海道のあちらこちらに
アイヌの言葉や伝統、その意志が受け継がれていたんですね。

ゴールデンカムイの聖地巡礼が流行っているようですが
それをしたくなる気持ち、なんだかすごく分かります。
そこに生えている草や空の色、気候、空気、そんなすべてを感じてみたいと思いますもんね。

先週は阪神競馬場で「アシリパ」という名前の2歳牝馬がデビュー。
もちろん、ゴールデンカムイファンの間で話題になりました。

残念ながら8着でしたが、ファンとしてどうしてもその動向は気になってしまいます。

さて、これを書いているいまは留萌でつくられた「カズチー」を食べながら。

「ルモイ」って今まで読めませんでした。
海に面していて、きっと漁業や水産加工業が盛んなのでしょうね。

数の子の入ったチーズはとても美味しくて
道内にとどまらず、羽田空港のコンビニでも売られる人気っぷりに納得です。


事前購入

かつては枠色に彩られた8枚つづりの競馬場入場券が1000円で売られていて
阪神や京都など、入場料が200円の競馬場に行く時はよく使っていました。
(小倉など入場料100円のローカル場で使うと、かえって損)

それがコロナの影響とIT化の波で
現在は入場券はインターネットでの事前購入制。

これが始まった当初は、従来の一般席が前日までの予約制だったので
「そうだ、今日、競馬場に行こう」
と思っても入場は不可能だったのですが
席なしの入場券のみの発売が始まり、いまや当日15時まで買える状況。
(もちろん、残数があれば)

「直前に買えばいいや」
と思いながら今日、メインレースめがけて中京競馬場に向かったのですが
入場門手前のエスカレーターの下まで来て
「あっ!まだ入場券を買っていない」
と慌ててネットでポチりました。

時刻は14時40分。

寄り道したり、メインレースのパドックぎりぎりに到着していたら
新幹線で来たにもかかわらず、危うく入れないところでした。

やっぱり事前の準備って大切ですね。

ゴール付近は子供たちも多くて
元気な男の子は

「11番がんばれ!」
とずっと応援していました。

お父さんがその馬券を買っていたのか、見た目や名前が気に入ったのか
理由は不明ですが、なんだろう、子供の応援ってすごく純粋な感じがしていいですね。