先週のヴィクトリアマイル。
得意の距離で強さを見せたソダシは輝いていました。
もう1頭、いろんな意味で「強さ」を感じたのはデアリングタクト。
繋靭帯炎から約1年に及ぶ休養明けの初戦で
通常であればいきなりのGIでは難しいと感じてしまうところ。
オープン馬や条件戦の馬では久しぶりの実戦で息がもたない、
という場面も頻繁に目にしますから
それが史上初の無敗の牝馬三冠馬であっても、勝利へのハードルは低くはないと感じていました。
そんな中、直線で伸びてきた時には夢を見ましたし、最後の踏ん張りには6着という結果以上に
彼女自身の強さを感じました。
そして何より、繋靭帯炎からの復活を支えた多くの方の努力が素晴らしいなとも感じた一戦。
治療後、最初に乗り始める時は緊張感があったでしょうし
その後のケアにもとても気を使われたことと思います。
再発しないか、調教やケアにいろんな工夫をしたかもしれません。
「こうして携わってきた人たちの思いをきっちり受け止めてレースに臨みたいです」
とレース前に話していた松山弘平騎手。
内ラチ沿いで存在感を放った1頭と1人に目が釘付けになりました。