方言
先週の北九州記念は熊本産馬のヨカヨカが勝ちましたね。
九州産馬の重賞勝利(平地)は16年ぶり
熊本産馬としては重賞初制覇、という快挙でした。
「九州の競馬場で重賞を勝てたらいいよね」
谷潔調教師との短い会話の中で
そんな言葉を以前、聞いていました。
数年前、たまたま開いた九州セリのオンライン中継では冒頭に挨拶をしていて
たんぽぽ賞や霧島賞といった地方・佐賀競馬場で行われる九州産限定の地方重賞では谷厩舎の出走はお馴染み。
さぞ嬉しかったことでしょう。
本当におめでとうございます。
余談ですが、ヨカヨカは九州(福岡)の方言で「いいよ、気にしなくても」といった意味だそうなのですが
先月、佐賀競馬場の事務所の一角にいると
職員の女性たちが
「●●さん、その仕事、私がやっておくよ」
「え、そんな。申し訳ないです・・・」
「よかよか」
という、「生・よかよか」を初めて聞きました。
過去にはカラシレンコンという
馬名を聞いただけでスグ九州産馬だと分かる馬もいたりして
なんだか楽しかったりします。
ボクシング、はじめました
1カ月半ほど前からボクシングを習い始めました。
この話をすると、男性からはちょっと引いたリアクションを取られ
仲のいい人からは
「誰を殴りたいの?」
なんてツッコまれるのですが、決してそういうわけではありません(笑)。
コロナ前から、取材時の体力不足を痛感していて
1日トレセンを歩き回ったり、立ちっぱなしで取材をしていると
もうダメ~と夕方以降に体力が残っていなかったことも多々。
ずっと「体力をつけたい!」
と思いながら、忙しさにかまけて大した運動をしていなかったのですが
「そういえばボクシングって全身を鍛えられそうだし、良さそう!」
と閃いて、近所のボクシングジムを検索。
プロも在籍しているけれど
そこに混じって私のような女性会員もエクササイズ目的で通っている
というジムに出会うことができました。
仕事に合わせてだいたい週1~2回通っているのですが
運動嫌いの私でも、ボクシングの後は気分爽快でかえって元気になるのですから
運動の効果って本当にすごいなぁ、と改めて感じます。
そういえば、学生時代は運動部の選手として在籍した期間が短く
きちんとスポーツをするのはこれがほぼ初めてかも。
うん、なんだかハマりそうです。
地方競馬のジョッキーの中には、十数年、体力強化と減量を兼ねて
ボクシングジムに通っている人も。
私もこれで取材時にヘコたれない体力がつけられることを願っています。
悪天候で競馬場に着く難しさ
今週月曜日。
ヤングジョッキーズシリーズ(YJS) トライアルラウンド高知の取材を
地方競馬全国協会から受けていたため、現地に向かいました。
台風9号が九州・中国地方に上陸の可能性があると報じられていて
数日前からずっと天気予報やニュースをチェックし
当日も早朝からJRの運行情報を確認していました。
無事、山陽新幹線が動いていることを確認して
10時頃に新大阪から乗車したのですが、岡山到着間際に
「瀬戸大橋が通行止めのため、高知行きの特急は一部区間で運休しています」
と、まさかのアナウンス。
本州から瀬戸大橋を渡れなければどうにもなりません。
すぐさま13時台の伊丹空港からの飛行機の残席があることを調べ
岡山駅に到着するなり、約5分後には新大阪駅に戻る新幹線へダッシュで乗車。
タクシーで十三駅に向かい、そこから阪急とモノレールを乗り継いで
無事、保安検査締切までに搭乗手続きを終えられました。
ところが、結果的に約2時間遅れで離陸し
YJS第1戦の発走には微妙に間に合わなかったのですが
レース後の取材は少しできて、ホッと胸をなでおろしました。
マスコミ仲間からは
「笑い話かと思ったら
詳細を聞いたら、全然笑えないやん。ガチ!」
との反応。
とにかく、YJS第2戦後の表彰式司会も承っていたため
それに間に合ったことに胸を撫でおろしたのですが
ふと周りを見渡すと、栗東所属のジョッキーたちはみな無事に到着し
第1戦から騎乗していました。
奇しくもオリンピックの関係で小倉が休催中で
函館や新潟から東京経由での高知入りだったかと思います。
台風の進路の関係で、もしかしたら東京経由というのはうまくいったのかもしれませんが
振り返ってみると、悪天候が心配される状況でも
ジョッキーが到着できず乗り替わり・・・というシーンはJRAで見たことがなく
プロ意識の高さを改めてまじまじと感じさせられました。
さて、現在九州や広島を中心に大雨で大変な被害が出ています。
小倉競馬場のある北九州市もかなりの雨量のようで
馬場状態だけでなく、開催できるかどうか心配になった時もあったのですが
いまのところは13日夜時点でJRAからアナウンスはなく
無事に開催できることを願っています。
きっとジョッキーのみなさんは、大雨を警戒して
きちんと小倉に到着できるように対策を取っていたことでしょう。
明日は一日、小倉競馬を楽しみたいと思います。
(日付変わっちゃったけど)
オリンピック馬術
開催中の東京オリンピック。
夜な夜な、グリーンチャンネルで馬術競技の中継を見て楽しんでいました。
特に、馬場馬術の解説をされていた黒木茜選手と上田敦史アナウンサーの
ほっこりとする、初心者も一緒についていける話により引き込まれていって
気づけば食い入るように馬場馬術を見ていました。
これまではダイナミックな総合馬術のクロスカントリーは
大学馬術大会を現地観戦したり、ロンドンオリンピックをテレビ
(ロンド五輪は蹄鉄の形をした障害物や、会場の向こうにロンドンの高層ビル群が見える景色が壮観でした!)
などで見たことがあったものの
馬場馬術をここまできちんと見たのは初めて。
「難しい歩き方をする」
というイメージが強かったのですが、
なんということでしょう!
個人で優勝したジェシカ・ボンブレドーワーンドル選手の演技は
馬が生き生きと動いていて、すごく自然な動き。
パッサージュは馬が楽しそうに伸び伸び脚を動かしているようにさえ見えて
見とれてしまいました。
そして今日(日付が変わってしまいましたが)
競技が終了した総合馬術でも
ボンブレドーワーンドル選手と同じドイツのユリア・クライエウスキー選手が優勝。
完歩を合わせるのが難しそうに思える連続障害も
しっかりと高さのある飛越でこなしていって惚れ惚れしました。
メダルが期待された戸本一真選手は惜しくも4位。
馬場馬術、クロスカントリー、障害と3つの競技の総合得点で順位が決まる総合馬術で
今日行われた障害決勝ではバーを落とすことなく終えて暫定1位に躍り出た瞬間は
かなりワクワクしながら残りの選手の飛越を見守りましたが
前述のクライエウスキー選手など上位選手の飛越は素晴らしく
4位と知った時は少し落胆。
それでも、欧米諸国が強い馬術競技で4位入賞はすごいことだなぁとも
素人ながらに感じました。