先週のニュージーランドトロフィー。
逃げ切って重賞初タイトルを手にしたのはバスラットレオンでした。
生産は北海道浦河町の三嶋牧場。
現在発売中の優駿4月号の巻頭カラーグラフ「馬のいる風景」に
写真家・内藤律子さん撮影の三嶋牧場の写真が掲載されています。
載っているのは旧オンワード牧場である三嶋牧場野深分場。
場内には小川が流れ、すぐ脇を川が流れるという土地。
「昔からね、近くに川のある牧場はいいって言われているんですよ」
そう教えてくださったのは今年2月に定年引退された西浦勝一調教師。
川が肥沃な土を運んできて、いい土からいい牧草が生え、栄養豊富な牧草を食べた馬は健やかに育つ
という因果関係があるのでしょう。
三嶋牧場の本場は野深から少し離れた同じ浦河町内にあり
バスラットレオンが生まれ育ったのがどちらかは分かりませんが
浦河が昔から馬産が栄えてきた一因は、国営の種馬場があったことだけでなく
こうしたいい土壌に恵まれていたこともあるのではないのかなと推察します。