昨年の菊花賞。
それまでのレースぶりからコントレイルが無敗での三冠馬に輝く可能性は
とても高いんじゃないかな、とレースを見ていました。
テレビ観戦というのがよりリラックスムードを助長していたかもしれません。
ところが直線に入って
「えっ!!」
と声を上げたのは、コントレイルの直後をピタリとマークしながらアリストテレスが伸びてきたから。
直線いっぱいを使った2頭の一騎打ちは白熱。
結果、コントレイルが抜かさせず三冠馬に輝いたのですが
アリストテレスの存在が強く焼き付いた一戦でもありました。
あのレースについて音無調教師は
「スタートして取りたい位置を取れるとも限りませんし
コントレイルをマークする作戦だったわけではありません」
と振り返ります。
先週のAJCCが今年の始動戦となったわけですが
初めての道悪競馬。
加えて、2200mが今のアリストテレスにとっては短いのではないか
といった懸念もありましたが
蓋を開けてみれば強い勝ち方。
この春は天皇賞を目標に、ということですから
この馬の活躍も楽しみです。