はい!現場の大恵です

無敗ということ

先日の神戸新聞杯でコントレイルがデビューから無敗の勝利数を「6」に伸ばし
いよいよ父ディープインパクト以来となる無敗の三冠馬誕生が現実味を帯びてきました。

一般的な場合でいうと
一度も負けていない、ということはもちろん強さの表れですが
敗戦を経験していないゆえの脆さもあるのも事実。
大小様々な無敗馬に出会いますが
「負けていない難しさもある」
と、たびたび陣営の方は口にします。

それは、スタートから脚が速すぎるゆえに控える競馬をしたことがなかったり、
馬群で揉まれた経験がなかったり、
ダートであれば砂を被ったことがなかったり。

勝つことがベストですが、負けることで得られる経験や成長もあるのだと感じます。

だからこそ、勝ち続けながら成長もし
そして三冠馬に輝くことがどれほど偉大なことか
ということも感じさせられます。

神戸新聞杯5日前の夜。
自宅から高知競馬を楽しむというYouTube番組に矢作麗さんが出演されていたのですが
終盤になってお父様の矢作芳人調教師が飛び入り出演!

「明日はコントレイルの追い切りがありますので」
とファンにはたまらないひと言を残して去っていかれた瞬間
わたしたち出演者もわーきゃーはしゃいだ
という出来事がありました。

無敗馬を管理しながらのここまでの余裕…
いや、こうして気持ちにゆとりを持てるからこそ強い馬を育てられるのかもしれませんね。