はい!現場の大恵です

とねっこたち

「無観客」も「自粛」という言葉もそろそろ聞き飽きた今日この頃。
みなさま、ストレスは溜まっていないでしょうか。

一部を除き緊急事態宣言は解除されましたが
第二波を警戒し、まだまだ予断を許さぬ状況が続いています。

競馬の世界はクラシック戦線まっただ中。
来週はオークス。再来週はいよいよ日本ダービーが開催されます。

そして2歳馬も続々とトレセンに入厩したり
ゴールデンウィーク明けに本州に移動してきた馬も増えました。

ある調教師は

「生まれた時が一番期待値が高い」

と話します。
自身が手掛けた馬、牧場期待の輸入馬、ゆかりの血統・・・。

多くの期待を背負って、この世に生まれ落ちるサラブレッドに
期待値が高まるのは想像に難くありません。

成長するにつれ、風邪を引いたり怪我をするなど心配事が増えるたび
手放しで喜んでいた出産時とは違い、少しずつ期待値は下がっていくのかもしれません。

デビューを控えて入厩すると
新馬戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるか、
調教やゲート試験の感触も踏まえ、期待よりもプレッシャーが上回るのかもしれません。

そういった意味での「生まれた時が一番期待度が高い」ということなのでしょう。

JRA馬事文化賞も受賞されたカメラマンの内藤律子さんのホームページが大好きで
ちょくちょく見に行っています。

そこにはとねっこの成長の様子が記されていて、
お友達ができたり、大好きなお母さんとの日常など心温まるエピソードを写真とともに見ていると
携わる人々の期待値の高さも感じます。

地方競馬の門別や佐賀では新馬戦がスタートしています。

どうかJRAでの新馬戦はたくさんの人々に見守られるものとなりますように。