オジュウチョウサン vs シングンマイケル
絶対王者と昨年の最優秀障害馬の対決をとても楽しみにしていた
今日の中山グランドジャンプ。
しかし、降り続ける大雨のため馬場はとてもタフになり
結果はあまりにも残酷なものに・・・。
オジュウチョウサンの中山グランドジャンプ5連覇という
とてつもない記録と
道中、ノメりながら走る場面があったにもかかわらず
それでもやっぱりとてつもない強さに感動したものの
シングンマイケルの戦死という現実は
私の心に深い闇をつくりました。
9年前にも似たような感情を抱いたことがあったな・・・
とぼんやりしていると
ある方が
「今日はこの日のことを思い出しました」
とtwitterで当時の私のブログ記事を紹介してくださっていました。
リンク⇒
「中山グランドジャンプ」
このブログ「はい!現場の大恵です」の前身である
「夢への第一歩」で書いていたもので
シングンマイケルと同じく、中山GJの最終障害で力尽きてしまったメジロラフィキのお話です。
メジロラフィキは解散した「メジロ」の看板を、
シングンマイケルは亡くなられた高市圭二調教師の想いを背負って走っていたような気がします。
人間のエゴと言われるかもしれないですが
人間の想いが馬に伝わっているんじゃないか
と感じることが時々あります。
それは、ジャンプ重賞19勝を挙げる名手・西谷誠騎手が
「四位騎手(当時)から
『人間の感情で馬を怒ってはいけない。
馬を愛していれば、馬も愛してくれるし助けてくれる』
と教わりました。
僕もそれを感じていて
競走中止するような場面でも身を張って人間を守ってくれた
と感じることもあります」
と以前おっしゃっていたことにも通じるような気がするのです。
「馬は本当に優しい動物だからね」
とも話した西谷騎手。
今はただ、シングンマイケルがどうか安らかに眠ることを祈るばかりです。
さて、明日は皐月賞。
ダーリントンホールに注目しています。