先日、騎手を引退し調教師になられたばかりの坂井英光調教師(地方・大井)が
今週から栗東トレセンに研修のためやってきています。
研修先は矢作芳人厩舎。
そう、息子である坂井瑠星騎手の所属厩舎であり
矢作調教師のお父様は大井競馬場で調教師をしていました。
昨日、水曜日には親子で馬場から帰ってくる姿を発見。
(右が父・坂井調教師、左が瑠星騎手)
「朝イチで併せ馬をやりました。
もちろん、父と併せ馬をするのは初めてです」
と瑠星騎手。
子どもの頃から競馬が大好きで
毎日スポーツ新聞を隅から隅まで読んで
お父様の騎乗馬を把握したり
時には「なんで的場(文男)さんばっかり勝ってるの!?」
と口にしたりしていたそう。
(子供の純粋な言葉ですが、10年以上経ち
的場文男騎手が勝利数の日本記録を樹立した今
こうして聞くと、的場騎手のすごさを再認識しますね)
こんな風に競馬少年だった瑠星騎手と併せ馬をした坂井調教師。
どんな気持ちで馬に跨っていたのでしょうか。
さて、「気持ち」といえば今週の朝日杯FSは
強い気持ちで挑む原田和真騎手(プリンスリターン)に注目したいです。
美浦所属ながら
オーナーに直談判し、
この馬のためだけに栗東滞在をしています。
「GIに乗れるなら、これくらいどうってことないです」
と話す言葉からは
デビュー後、なかなか軌道に乗れず苦労したであろうことが窺い知れます。
デビュー前からプリンスリターンとずっと一緒に歩んできました。
強い気持ちが結果にも伝わるでしょうか。