秋シーズン最初のGI・スプリンターズSが終わりました。
タワーオブロンドンは中1週→中2週のローテーション、それも札幌から美浦、美浦から阪神への長距離輸送を2回挟みながらのもの。
スプリンターズSまで予定通りのローテーションだったそうですが
そうであってもGIを勝ちきれるよう
馬をケアし、コンディションを整えた藤沢和雄厩舎の職人技には改めて驚かされました。
藤沢厩舎といえばこの夏、新人の団野大成騎手が北海道で調教などに跨りました。
団野騎手は栗東所属なのですが
競馬学校時代の実習でも藤沢厩舎の調教に跨ったことがあります。
所属の斉藤崇調教師も技術調教師時代は藤沢厩舎で研修を積んだ過去も。
「この夏を越えて、周りが見えるようになったかなと思います…少しは、ですけど」
と団野騎手。
自厩舎だけでなくGI戦線で活躍を続けるトップステーブルに携わることで
馬乗りの視野が広がっていくことでしょう。
「視野が広がる」と言えば、三津谷隼人騎手もそう。
今年に入って障害レースにチャレンジし始めたのですが
「普段の調教で考えることがさらに多くなった」
と馬づくりの醍醐味を感じているようです。
馬も人も、ひと夏を越えてどんな活躍を見せるでしょうか。