木曜日の夕方になり、週末の出走馬が決定しました。
日曜日には中京競馬場でプロキオンS(GⅢ)。
2年前、同レースを制覇したキングズガードは
今回、初めてブリンカーを着用しての出走となります。
プロキオンSを制覇しているものの左回りは苦手な同馬。
強烈な末脚を持っている一方
その脚質ゆえに展開に左右されることも多く
3戦連続3着と歯がゆい思いをしています。
「ブリンカーを着けて位置取りや左回りでのモタれる面が解消されれば」
と寺島良調教師は効果を期待。
「8歳ですが、若々しいです。
1400mはベストなので、コーナーさえ上手く回ってくれれば」という思いに応えてくれるでしょうか。
同じく左回りがポイントとなりそうなのはオープン特別を2連勝中のヴェンジェンス。
全6勝中5勝を阪神競馬場で挙げる「阪神巧者」な一方
中京競馬場では2歳時に走って2着。
「左回りは外に膨れる感じがあったので、ずっと使っていませんでした。
若い頃は右回りでも内へモタれていたんですが、今はなくなってきています。
幸騎手も『乗りやすくなった』と言っているので、少しマシになっているかもしれません」
と大根田裕之調教師。
年齢を重ねることで落ち着きが出て力みがなくなったり
体のバランスが改善されたり
あるいは調教で修正していくことで
左右の回りの不得意を克服していく馬は多くいます。
ヴェンジェンスがここでどんな走りをしてくれるか、注目です。
「馬場は湿っている方が走るイメージがあります」
というように稍重・重で4勝。
あとは天気予報と馬場状態といったところでしょうか。
スムーズにレースを運びたいタイプなので
外目の枠が当たればなおいいかもしれませんね。