更新がお久しぶりになってしまい、すみません。
あっという間に春の阪神開催が終わって
今週から京都競馬が開幕しました。
この開催が終われば、夏競馬の開幕。
トレセンでは180番台のゼッケン番号をつけた2歳馬が歩いているほど
ホント、続々と入厩し、ゲート試験を受けて、合格した馬は早速放牧に出ています。
(さらにその放牧先から帰厩してきて、デビューに向けて調教がスタートしていく馬も)
一方で、まだ初勝利を手にできていない3歳馬たちは
否が応でもそろそろ将来のことを考えたり、焦りが出てきてしまいそうな季節。
競走馬の新陳代謝は、時に切ないほど早いなと感じます。
さて昨日、夏競馬の番組表を眺めていたのですが
今年から降級制度がなくなり、クラスの呼称が「●勝クラス」に。
クラス名称が変更になることはもちろん知っていても
いざ番組表で見ると、ものすごく新鮮というか違和感というか。
「えぇっと、1000万下クラスは、、、未勝利と500万下クラスを勝っているから、、、2勝クラス???」
といった具合に脳内フル回転。
新しいことへの対応がスローペースな私はしばらく脳内フル回転になりそうな予感です。
ところで今日(あ、日付変わってしまいました)行われたマイラーズCはダノンプレミアムが優勝。
約1年前は挫跖による影響で皐月賞を回避し
秋は一旦は帰厩したものの、ツメの状態が整わず再度放牧へ出ていました。
「速く走る馬ほどツメは傷みやすい」
とはある装蹄師さんの言葉。
屈腱炎が走る馬の宿命とも言われたように
現代において蹄は走る馬にとってより丁寧なケアが必要な部分なのかもしれません。
チーム・ダノンプレミアムのみなさんが根気強く、1つ1つにこだわった丁寧なケアをし続けた結果
9カ月半ぶりとなった前走・金鯱賞を勝利し、そしてマーラーズCを勝って連勝。
抜群の手応えで4コーナーを回ってきた時にはザワっと鳥肌が立ちました。
強い馬が強い走りを見せる
――とてもシンプルに思えることですが、そこに至るまでの道のりは、ダノンプレミアムに限らず決して平坦なものではないでしょう。
そんなことを改めて実感させてくれたレースでした。