おはようございます。
昨日は2歳戦のコスモス賞(札幌、芝1800m)で地方馬ナイママがじわじわと脚を伸ばして優勝しましたね。
岡田繁幸オーナー、田部和則厩舎、五十嵐冬樹騎手…といえば
かつてシンガポールのGIを制覇したコスモバルクと同じチーム。
今回の勝利で権利をとった札幌2歳ステークスへおそらく向かうだろう、とのこと。
どんな走りを見せてくれるか楽しみです。
ナイママの父ダノンバラードは一度、ヨーロッパに輸出されましたが、ナイママの素質に惚れ込んだビッグレッドファームがイギリスの繋養先を熱心に説得し、購入したとか。
つい数週間前に帰国しました。
▲ビッグレッドファームにて、外を眺めるダノンバラード
新馬戦に2歳重賞と、2歳馬に注目が集まっていく季節です。
先日、私が注目している2歳馬もデビュー戦を迎えました。
その馬は栗東トレセンでのゲート試験も見ていたのですが
試験は同厩舎の2歳と2頭で受け、
扉が開くとポンと出てスムーズな走り。
一発合格でした。
なので、レースに行ってもスタートは大丈夫だろう!
と思っていたら、約1馬身の出遅れ。
出遅れというか、ゲートを出てはいるのですが、ちょっと戸惑ってスムーズにダッシュがつかなかった感じにも見えました。
初めての場所、初めて会う馬たち、初めての実践…
戸惑いだらけで、不安もあったでしょう。
2戦目は少しでもレースに慣れてくれればと思います。
新馬の適性距離や芝・ダート適性についてよく調教師のみなさんは
「レースに行ってみないと分からないからねぇ」
とおっしゃいますが、スタートもその通りだなぁと勉強させられました。
そうそう、スタートと言えば。
以前、ゲート練習場を通りかかった時、2歳馬が1頭でゲートから出て走っていくところをゲートの外にいた古馬がそれに合わせて併走する…という場面に出くわしました。
どうやらゲート練習初日だったので、たまたま同厩舎でゲート駐立の練習に来ていた先輩馬に併走してもらったそう。
基本的にゲート練習には2歳馬同士、複数頭で行くことが多いので珍しいパターンですが
どうしても1頭しかいない時や、ゲート練習に行く2歳馬がみんな先頭を歩きたがらないタイプだと、大人しい先輩馬に連れて行ってもらったり
物見をする2歳馬の場合は、前に1頭走らせたりすることもあるそうです。
こういう話を聞くと、改めて馬の集団性を感じます。
さて、今日も各地で2歳戦が組まれています。
未来のスターホースに注目しましょう。