ついに、ヤケのヤンパチ日焼けの茄子で逃げまくっていた小林某が、 横須賀市内で逮捕された。
傷害や覚せい剤取締法違反などの罪で懲役3年8か月の実刑判決を受け、横浜地検の職員らが保釈中だった小林容疑者を収監するために家を訪れたところ、包丁をふりかざし車で逃走したのである。
馬鹿である。
3年8ヶ月なら、模範囚として大人しくしていれば、おそらく2年半ぐらいで出所も可能だったはず。
メンツを潰された警察は、まず容赦なく罪状を積み上げるであろう。
この狭いJAPAN、逃げ切る事など出来る訳もないのだ。
「マスター、おはようございます。土曜日の阪神7Rは惨めでしたね」は競馬友達のK君。
「へい、へい。朝イチから云うに事欠いて惨めとはなんだ!惨めとは。しかし49キロの殆ど裸で最後は止まるんだから、見ていて嫌になった。三津谷のあんちゃんも前途多難だぜ。やっぱリーディング上位の腕達者を買わなきゃ、どうしようもねえと思い知らされたって事だ。まあ、競馬は日々勉強って事だな」
「………………」
40年以上勉強しても、ちっとも賢くならないし、三津谷Jの前途を心配するより、自分の前途を心配しなければいけないのに、根っからのお気楽人間は強い。
「今日の『宝塚記念』はどのように?」
「将雅のキセキが馬券から外れる事はまずない。テンのスピードなら一枚上手のキセキが1枠1番を引いたんだぜ。強敵のレイデオロと展開が向きそうなアルアインは馬鹿に出来ねえが。怖いと思っていたリスグラシューは調教が軽いし、スワーヴリチャードは阪神右回りで積極的に買う馬じゃねえ。リーディングトップの将雅がスタートさえ決めれば、アレよアレよの逃げ切り勝ちじゃねえの。4角を回ってそこそこのリードがあれば、とにかく渋といから。まあ、単勝一本で買う勇気はねえが、複勝に元取りの5万両、単勝に3万両だ」と結論付けた。
小林某は当然の事ながら捕まったが、キセキは捕まらないとの見立てだが………さて。