地上波の各局の番組の大半が、マジカル面白くない。
ドラマは学芸会に毛が生えた程度で、ニュース番組もMCやコメンテーターの貌ぶれが違うだけの金太郎飴。
更には、オツムに虫が湧いているようなお笑い芸人が、はしゃいでいるだけなのだから、まともな大人の鑑賞に耐えられる訳がない。
その点BSは少しばかり面白い。
ご贔屓はNHKの『BSワールドウォッチング』
一般民から毟り取った視聴料で世界を股にかけ、番組キャスターと世界各国にいる特派員がドヤ顔で番組を進行させる。
その内容は多岐に渡り、ビジネス、カルチャー、エンターテインメント、スポーツとなんでも御座れである。
先日、放送されたのが『天安門事件30年と中国の民主化』。
民主化運動が武力で鎮圧された天安門事件から今年で30年を迎え、世界2位の経済大国となっても、経済成長に伴って期待された民主化は一歩も前に進んでいないのが、ミエミエ中尾ミエなのが良く判った。
習おじさんを始め、中国共産党や政府を批判する者には、容赦ない刑罰が課せられる。
多民族国家故の致し方ない部分を差し引いても、あまりと云えばアマリリスの所業だ。
天安門事件から30年経ったが、また、同じ事が繰り返される方に10万元!である。
「マスター、おはようございます。今日は『安田記念』ですよ。ボンヤリしてないで勝負しないと」は、競馬友達のK君。
「誰に向かってものを云うとるんなら!そんな事ぁ〜チミに云われなくても判っとる!JRAのG1スケジュールは楽勝で空で云える。なんせ毎日の半分の時間は競馬の事を考えてるんだからョ」と、馬鹿な自慢をするマスター。
「どうせアーモンドアイでしょ?」
「それを悩んでんだョ。今、単勝何倍だ?1.8か〜。なんせ先週の『ダービー』でサートゥルナーリアが普通に馬券にならないのが競馬だからな〜。今回は海外遠征帰りのマイル。スタートもいい方じゃねえし。後方に置かれての直線一気は今の府中の馬場じゃ〜分が悪ぃ」
「相変わらず話しが遠いですね。でどうするんですか?」
「ホットケーキ!枠が厄だがさっと前目に付けれて、確実に伸びてくる将雅のダノンプレミアの方に気がある。発表!単勝に3万、複勝に7万でどうだ」
「アーモンドアイが頭に来るとトリガミまでありますよ」に、「どうせ変なのが一頭混じるから150円は付くはずだ」とひとっぱたき。
中国は今の体制が続く限り、民主化なんて夢のまた夢。
今後も天安門事件のような事態が起こる可能性は大アリだが、アーモンドアイにサートゥルナーリアのような事態が降りかかるかどうかは誰にも判らない。
是非ともマスターの為に4着宜しくである。
ルメールJ!無理すんな!