北新地競馬交友録

白髪三千丈

この春の選挙でボロ負けした、和歌山の暴れん坊将軍がChinaに逃亡した。
習おじさんとの会談で、6月に大阪で開催されるG20に、「行ってやってもいい」と云われて大喜び。
習おじさんの訪日は国家主席就任後初めてである。
もし断られていたら、生きてJAPANの土を踏めないところであった。
福々しい習おじさんと比べて、握手を交わしている写真も老いが匂ってどうにもパッとしないのである。
暴れん坊将軍!もう歳なんだから後進に道を譲るべきであろうΣ(-᷅_-᷄๑)

『白髪三千丈』by李白

白髪三千丈
縁愁似箇長
不知明鏡裏
何処得秋霜


白髪は三千丈もあるであろうか。
長い年月の思い悩みが原因で、このように長く伸びたのであろう。
こうして鏡にうつっている自分を見ていると、霜とも見える白髪は切ないものである。

今週の日曜日。
これを地で行ったのが、大阪北新地で吹けば飛ぶようなBARを稼業としているマスターである。

「今日は頭数の少ない『読売マイラーズカップ』で勝負だ。将雅のダノンプレミアムが飛ぶ事ぁねえだろう。相手は、内から乗り替わり祐介のパクスアメリカーナ、プリンスのインディチャンプ、ルメールのモズアスコットまで。現在リーディング4位、将雅だけじゃなく、豊にまで負けてるプリンスの意地に賭けてみる。とは云うもののCoCo壱番カレーで、腰が引けるとこがあるから、ダノンプレミアムとインディチャンプのワイドでひとズク勝負だ」と結論付けた。

「マスター、ワイドのオッズが1.3ー1.4です。ハイリスクローリターンなんじゃ?」と競馬友達のK君。
「たわけ!そりゃ〜安いョ。だって確実に来るんだから安くてあたしまえじゃねえか。もし2倍も付くなら播州信用金庫に、マンションを担保に入れて2千万ばかし融通さすっちゅ〜の。絶対当たるから、最終で京都馬主協会のお偉いさんの愛馬バーニングペスカの単に打ち込んじゃる。悪くても20万以上にはなるぜ」と、走る前から取った気でいたのだが……….。

「第4コーナーから直線!前は粘るグァンチャーレ!並びかけるダノンプレミアム先頭に代わるか!3番手はインディチャンプ!」
「うっしゃ!それでいい!プリンス!もう一押しせんかい!」と怒声を上げるマスター。
「先頭!ダノンプレミアム!モズアスコットは伸びない!先頭ダノンプレミアム!これは強い!2番手3番手は混戦!グァンチャーレ粘る!インディチャンプの内からパクスアメリカーナ!ダノンプレミアム先頭でゴールイン!ダノンプレミアム圧勝!」

1着 ダノンプレミアム 川田J
2着 グァンチャーレ 池添J
3着 パクスアメリカーナ 藤岡佑介J
4着 インディチャンプ プリンス

ダノンプレミアムは強烈に強かったが.、相手の福永Jインディチャンプがゴール前15メートルでパクスアメリカーナの急襲にあって、まさかの4着に言葉を失ったマスター。
フラフラとトイレに向かい顔を洗ったのだが……….。
鏡に映る白髪がめっきり目立つ自分を見て「もうダメかも」と力なく呟いたそうな。
白髪三千丈でも、和歌山の暴れん坊将軍は渋といが、マスター大丈夫なんだろうかm(_ _)m