『東京』 by マイペース
最終電車で 君にさよなら
いつまた逢えると きいた君の言葉が
走馬燈のように めぐりながら
僕の心に火をともす
何も思わずに 電車に飛び乗り
君の東京へ東京へと 出かけました
いつもいつでも 夢と希望をもって
君は東京で 生きていました
東京へはもう何度も 行きましたね
君の住む美し都
東京へはもう何度も 行きましたね
君が咲く花の都
早朝のワイドショーを見ていると、1番感じるのが、東京でなくばJAPANにあらず。
少し雪が降るなんて予報が出た日にゃ〜上へ下への大騒ぎ。
北海道や新潟の人は呆れているんじゃないかと思う。
関西も、気を吐くご贔屓朝日放送の『おはようコールABC』以外は、全面降伏状態。
20代の頃に少しばかり東京勤務の可能性があったが、少しも行きたいなどとは思わなかった。
死んだパピーの口癖は、「東京なんて云うのは田◯者の集まり。神戸っ子は神戸で産まれて、神戸で死んだらええんや。こんな住みやすくていい所、全国何処を探してもあらへん」。
バット!我がJAPANの中心東京で、己の力を試してみたい!そんな思いを抱く人間は素晴らしい。
「明日は東京に 出て行くからは
なにがなんでも 勝たねばならぬ
空に灯がつく 通天閣に
おれの闘志が また燃える」故、村田英雄先生も歌い上げていたのである。
「マスターさん、おはようございます。先週はお寿司ご馳走様でした。やっぱり回ってないのは美味しいですね。イクラを頼んだ時、ギロッと睨んだマスターの視線にはちびりましたが」は、熊本天草出身、齢70を超えた◯原さん。
「人がせっかく、干瓢巻きとキュウリ巻きのダブルを頼んでやってるのにイクラなんて。魚卵は身体に悪ぃんだぞ。そんなこっちゃ〜100まで生きれねえョ」
「お気遣い有難うございます」
「あんたじゃねえョ。俺の財布の中身をお気遣いしてんだ。ゴチになる身分でトロとか、エンガワとか普通頼むか?心臓に悪ぃだろうが。◯原さんが支払いの時に、一緒にダッシュで逃げるんならいいけどな」
「……………….」
「まあ、いいや。寿司屋なんて馬券代に比べたらほとんどタダみてぇなもんだ。少なくともテメーの口に入るんだから。馬券はそう云う訳にはいけま〜が。」
「おっしゃる通りです。本日はいいレースはありますか?」
「うむ、東上最終便『毎日杯』でチイとばかし気になる馬がいる。ズバリ隼人のマイネルフラップだ。2走前『千両賞』で安目を売って、12頭立て11番人気での差し切り勝ち。前走は『シンザン記念』これまた12頭立て10番人気、堂々の出遅れからタイム差なし、友君のヴァールディーゼルに詰め寄っての2着。こりゃ〜ひょっとしたらホンマもんかも知んねえぞ」
「馬券はどのように?」
「単勝で勝負してぇが、どうせ出遅れる。1600から1ハロン伸びる1800は救いだが、突っ込んで来ての2着、3着は大有りだ。御誂え向きに良血がモリモリ森昌子で、複勝でも2倍は付くだろうョ。もし頭に来たら、今まで中京より東に行った事がねぇマイネルフラップが、勇躍東上最終便に乗って『皐月賞』で大勝負って寸法さぁね。発表!単勝に5千!複勝に2万と5千で隼人とマイネルフラップに賭けてみる」と結論付けた。
マイペースは、女を追いかけて東京に何度も行ったと軟弱な歌を歌っていたが…….吉田隼人J!花粉症は大丈夫か?マイネルフラップを東京に連れて行ってやってくれたまえだ。