「火つけてこい」「燃やしてしまえ」。
ニャンと!云う剣呑な発言であろうか。
普段から社会に迷惑を掛けている人間の発した言葉ならさもありなんだが、れっきとした市長の発言なのだから大事に発展するのは必然。
交通事故が多発する道路の拡幅をしなければならないのに、市役所の担当者が7年近く用地買収を放置してきた事に、市長がブチ切れてしまったのである。
「火を付けてこい」「燃やしてしまえ」の発言だけを聞いているととんでも発憤だが、市長はこうも云っている。
「2人が行って難しければ、私が行きますけど。私が行って土下座でもしますわ」。
熱い漢なのである。
バット!「燃やしてしまえ」は、やはり暴言と云われても仕方がないのかも知れない。
「今年初のG1『フェブラリーステークス』の前哨戦『根岸ステークス』。御誂え向きに6枠に2頭強ぇのが揃った。差し脚1番圭太のサンライズノヴァ、若き天才マーフィーがエスコートするコパノキッキング。この2頭が2頭とも連を外す事はねえだろう。圭太もインフルエンザが治ってヤル気満々!サロン満らしいぜ」
「枠連ですね」
「もちのロンで6枠から流す。屋根が屋根なんで買いたくねえが地力充分クインズサターン、絶好調松国厩舎ルメールのユラノトが同居した1枠に3万。古豪復活竜二モーニンの3枠に1万。ゾロ目大好き6ー6が大本線で4万と4千。今年はエージェントも代わって勝負を掛けている豊マテラスカイの8枠に2万。締めて10万と4千でいてこます」と結論付けたマスターだったが……。
「残り400!中段外目からコパノキッキング!馬群の間からクインズサターン!後方からケイアイノーテック!サンライズノヴァ!モーニン!」
「うっしゃ!マーフィーはもういい!圭太来い!圭太!圭太!圭太!」コパノキッキングの脚色から2着には来ると見切ったマスター、後は戸崎Jのサンライズノヴァさえ突き抜ければ大本線6ー6で30万近くが手に乗ると、あらん限りの声援を送るが。
「残り200!最内からユラノト!内からクインズサターン!コパノキッキング交わして前に出た!身体半分から1馬身リード!ユラノト2番手!3番手クインズサターン!先頭はコパノキッキング!ゴールイン!マーフィーJやりました!」
1着 コパノキッキング マーフィーJ
2着 ユラノト ルメールJ
3着 クインズサターン 四位J
8着 サンライズノヴァ 戸崎J
元返し枠1ー6は的中だが、まず連は外さないと思っていたサンライズノヴァがまるで伸びず、捜索願いが出される事態にマスター地団駄。
「東京のダート1400でなして来んなら、こんな面子でボロ負けするなんてG1なんて恥ずかしくて出れねえだろう。圭太も圭太だぜ、平場なら大将でもクラスが上になったら借りて来た猫みたいになりやがってョ〜。ガミ興行のA戦犯は圭太だ!」
「パサパサ馬場が堪えたんじゃ?戸崎Jはほぼパーフェクトに乗ったように見えましたが」は競馬友達のK君。
「お〜、お〜、オタクも偉くなったもんだよな〜。俺に意見するなんざ〜。それとも何か!圭太の親戚か?あんな野郎の肩持ちやがって!親戚なら損失補填しやがれ」
「マスターさん、戸崎Jがいけません。早目に押し上げて上手に乗ろうとしてましたから。末にかけなきゃ」と熊本天草出身○原さんが、面従腹背でズケ取りに余念がない神戸元町ウインズ午後4時前。
マスターが怒りんぼ大将かと思いきや、もっと凄い親父発生。
「戸崎のダ○何やっとんじゃ!外人に飯でも食わせて貰っとんのかい!手抜き丸出しやないか。お前なんか一生インフルにかかっとけ!ダ○!大井へ帰れ!大井に!ダ○!」と喚き散らしている馬券愛好家が。
(ダ○とは、神戸のウルトラ汚い言葉で、とても良い子の皆さんには聞かせられないಠ_ಠ)
某市長の暴言も凄いが、飯を食わせて貰ってるのかとか、一生インフルエンザにかかっとけも、負けず劣らずの暴言である。
戸崎J、神戸来たら無事じゃすまないから近寄らないようにな。