自民党は21日、党本部で総裁選挙管理委員会を開き、総裁選を9月7日告示、20日投開票とする日程を決めた。
連続3選を目指す我らが安倍ちゃんに、イッシー事石破茂元幹事長が挑む一騎打ち。
前回の2015年の総裁選は首相が無投票で再選されたため、候補者が争う総裁選は12年以来6年ぶりとなる。
その陰でひっそり行われるのが、支持率0.4%の国民民主党の代表選挙。
8月22日告示され、泣き虫玉木雄一郎共同代表と、おったんかい?津村啓介元内閣府政務官が立候補。
泣き虫玉木君は、11分野43項目の政策を掲げ、党としての未来戦略を訴えるらしいが、来年の参議院選の後に党が存続している可能性が低いのに何を今更ジロー。
方や、おったんかい津村君は、来年の参議院議員選挙を念頭に、野党共闘を行って候補者を一本化すべきだと訴え、共産党との共闘にも踏み込むと明言。
政策というよりも戦い方に焦点を当てて代表選で勝利する意向のようである。
戦術としては、野党共闘を軸にすえるなど見るべきものがあるが、6回の当選でも比例での当選が4回といかにも線が細い。
モリカケ問題を始め、国民の大半が嘘つきだと貶している、我らが安倍ちゃん、勉強熱心だが、増税論者で経済オンチのイッシー、現実を直視出来ない泣き虫玉木君、代表選がはじまるまでは殆ど誰も知らなかった津村君。
誰として心底応援出来る人間がいないのである。
「友!差せ!差してくれ!この野郎!優作!遠慮せんかい」
マスターの悲鳴とも恫喝とも云えぬ叫び声が木霊する、神戸元町ウインズ午後1時半過ぎ。
1着と2着の馬は遥か前で、単勝は当然ゴミと化し、複勝に望みを託すしかないのだから事態は深刻である。
必死のパッチで北村友一Jのヴァルディノートが、国分優作Jのキタサンヴィクターを交わしたところがゴール。
辛うじての3着確保にホッと胸を撫で下ろしたマスターだったが、複勝が220円付いてるのを見て、「な!スズカガルチの力が上でも、小倉のダート1700の大外はテンの脚がなきゃ乗り難しいって云っただろうが。極にゃ悪ぃがまだまだ腕が足りねえって事ョ。5万買って6万と6千の払い戻しか〜。この上下は大きいぞ!」とエバっているのだから、人間の薄っぺらさは半端ない(≧∀≦)
「よし!茶でもしばこうかいの〜」
ウインズ近くの喫茶店で、馬鹿の一つ覚えのマンデリンを注文。
競馬友達のK君は上品にロイヤルミルクティー、熊本天草出身○原さんはレモンスカッシュだ。
「マスターさん、『札幌記念』買いたいんですが、ダメですかね?」と○原さん。
「ダミに決まってるだろが。どうせ調教の良かったミッキースワローだろ」
「………………」
「屋根は天才ョ。それは認めるが、功なり名を遂げて、サンズ達も馬乗りで将来安泰。楽になって趣味で馬に跨っているようなお方だ。脂の乗り切ったフォーリナーや、ここで一発漢になろうと死に物狂いで乗ってる若手にゃ太刀打ちできねぇって事ョ」
「だったらどの馬なら来そうなんですか?」
「う〜ん、プリンスのサングレイザーは距離が長いからナシだろ。デムーロのモズカッチャンは牡馬相手だと苦しみまする。ルメ公のマカヒキもあの切れる脚が札幌の野芝じゃマイナスだ。隼人のサクラアンプルール、祐介のサウンズオブアースなんて昔で云えば8歳。いよいよ持ってどうにもならねえだろう。活きのいいところなら正義のゴーフォーザサミットだろうが、馬の上でタコ踊りして来れるほど競馬は簡単じゃねえョ」
「買う馬がいてませんね」
「毎年買ってるんです『札幌記念』は、どうにかなりませんか?」
「○原さん、ポッケにいくらあんだ?え!4千4百!そんな細けえマニー持ってよくこの辺りウロウロしてんな〜大したもんだョ。全部出しな」
「え!何ですか?」
「何ですかじゃねえ。3着以内の括りなら腐ってもダービー馬、屋根は芝の中長距離なら神のルメ公。マカヒキで何とかなる。複勝で1.8ー2.4なら上等だろう」
「でも野芝は………..。全部張ったら帰りの電車賃が……….」
「この野郎!土日割引券持ってるだろうが。しらこい奴だぜ。心配すんな、俺も5千と6百出す。俺たちゃ〜同期の桜ョ。ウインズで死ぬときゃ〜一緒だっちゅ〜の」
「・゜・(ノД`)・゜・」
「オラ!オラ!ルメ公!来た!来た!あ〜らよ!出前一丁!の2着で問題ナッシング。190円は出来すぎだ。このマニーで元町でいっとう安い居酒屋松○で呑んだくれるか。な〜○原さん」
「ありがとうございました」
「いいって事ョ!俺たちゃ同期の桜だからョ」
「…………………」
日本の政治家はどれを選んでもハズレだが、馬券は当たりがあると云う事で。
まずは良しとしとこうマスター(=^ェ^=)