サッカーのワールドカップ、日本が予選リーグ突破で、ワイドショーはその話題一色で特番もガンガン放送されている。
それにしても、サッカー評論家と云うのは、競馬とタメなぐらい酷い。
大会が始まる前は、決勝トーナメントに進出出来る可能性はと聞かれ、大概の人間が「まず難しい」「1%、甘めに見て5パーセント」「監督が何をしたいかがまるで見えて来ない」e t cとボロカス。
それがコロンビアに勝ち、セネガルと引き分けると、キャンディーズの微笑がえしならぬ手のひら返し、絶賛の嵐でワッショイ!ワッショイなんだから苦笑いするしかない。
その何をしたいかが判らないと酷評された西野監督。
決勝トーナメント進出を掛けたポーランドとの試合で、同じグループのセネガルがコロンビア戦で失点したのを知り、負けているにも関わらずボールを回して更なる失点を防ぐ作戦。
その理由は、日本とセネガルは同じ1勝1分であり、勝ち点は同じ。
またゴールと被ゴールから算出される得失点差も同じ、さらに直接対決でも引き分けであり、このまま点数が動かなければ、イエローやレッドカードの数などで判断される『フェアプレーポイント』の差で、日本が2位で決勝トーナメントに進出し、セネガルが3位で敗退となるからだ。
しかしもし、セネガルがコロンビアから一点を取り同点にしたら、日本は3位で敗退。
その結果何が起こるかと云えば、くだんの評論家や、自称サッカー通達から、これでもか、これでもかと叩かれる事は必死だ。
それこそ、自分のキャリアはそこで終わるぐらいの事態が発生するのは間違いないのにも関わらず、あの選択をしたのは絶賛に値する。
ど素人の私が見ても、日本の選手はヘトヘトで、とても点がポーランドから取れるようには見えなかった。
海外のメディアには批判する向きもあるがとんでもない事である。
ワールドカップと云う舞台、『フェアプレーポイント』で決まると云うルールだからこそのボール回し。
あんな肝が座った人間はそうそういまい。『サンデーモーニング』張本勲風に云うならアッパレ!なのである。
「マスターさん、おはようございます。土曜日はイチオシの中京8Rザクィーンが圧勝しましたが、函館最終でマイスタイルが勝って行って来いになってしまいましたね」と競馬友達のK君。
「そうよな〜。金曜日店に来てくれた、某商社勤務Y君にも200円上等!100回走ったら99回ザクィーンが勝つと大推奨してたからョ。そりゃ〜いいんだが、問題はマイスタイルョ。勝春の野郎、前走『新潟大賞典』では、控える競馬に切り替えるフリをして、今回はガッチリ逃げやがんだもんな〜。紛らわしい事をすんなっちゅ〜の。
でマイスタイルが行かないなら、勝つのは前に付けれる康太のカリビアンゴールドとの見立てで、その康太が2着なんてやってられねえョ。俺ぁどうもあの調教師とは相性が悪い。だってョ〜主戦が四位で、フルキチ先輩はまだいいとしても、横山の小倅軍団とか勝春を寵愛してんだから。大体が………….」と愚痴は尽きる事がない。
「今日は『CBC賞』ですか。ご贔屓のセカンドテーブルも出ますし」
「そうしたいのは山々、世界の山ちゃんで、馬体重を確認して仕上がっていたらチャンスはある。なんせ去年の2着馬なんだからョ。優也もチャーチタウンで片目が空いて思いきった乗り方が出来るだろう。バット!力が拮抗し過ぎている。勝ってもおかしくない馬が片手どころか両手を繰り出さねえといけねえぐらいいる。楽な時なら喜んで!の頑固炉端だが、なんせ寛永の大飢饉も仰け反るぐれぇの不出来が続いているもんだから、エイや!で飛び込む事ができねえ。情けねえ話しだが懐にオゼゼが無いんだから仕方ねえョ」
「じゃ〜今日はお休みですか?休むのも勝負の内とも云いますし」
「たわけ!座して死を待つのは愚か者の選択ョ。函館7Rにいいのがいる。謙一のリガスだ。前走は横山の小倅がブルって行かねえもんだから押し出されてハナに。義政のクリちゃんに、ズバコンで差されたが今回は決めてくれるはずだ。祥太のテイエムオーラコにハナを切って貰って、番手から抜け出す展開になりゃ〜こっちのもんョ。函館ダート1000は知っての通り行ったもん勝ち。よっぽど前が早くならなきゃ〜あの短い直線を差し切るのは容易じゃねえョ。京都や阪神の1200なら怖い馬もいるが、函館なら大丈夫だろう。単勝に5万ばかし張り付けてみる」と結論付けた。
西野監督がワールドカップならではの作戦で予選を突破したように、函館ならではのリガスに託すようだ。
このレースが吉と出れば、セカンドテーブルの頑張れ馬券を買って声援を送るらしい。
池添J!競馬はG1や重賞だけじゃない!平場も頑張ってたもんせ⊂((・⊥・))⊃