『かぼちゃの馬車』
ニャンとも！メルヘンチックな名前であるが、これが大変な問題になっている。
運営会社の株式会社スマートデイズが民事再生法適用の申請をしたのである。
簡単に云えばバンザイしてしまったと云う事。
30年一括借り上げの謳い文句に踊らされた人は「土地が余ってるから、賃貸物件でも建てるか」などと、余裕のある方達は少数。
1億〜3億を、フルローンでS銀行から借りていたのだから穏やかではない。
例えば、銀行への支払いが月額50万円でも、家賃収入が60万円あれば、毎月10万円の差額が儲かるはずだった。
バット！実際の入居率は50%を切り、その差額はスマートディズが補填していたが、そんな事は長続きする訳がなく。
投資した人達に残されたのは収益性の低い物件と気が遠くなるような借金。
裁判をしようが、ないところからは取れるはずもない。
僅かの差額を儲けるために……自己責任と切って捨てるには……..やはりお気の毒と云はねばなるまい。
牝馬三冠の第一弾『桜花賞』、ラッキーライラックが不動の軸と思いながらも、厄である1枠1番を引いて思案ロッポウのマスターが出した結論は、「枠連ラッキーライラックの1枠からフォーリナー２人と圭太の同居した7枠に3万。ここんとこ卒なく乗っている将雅のリリーノーブルの5枠に2万と5千。押さえで5ー7、7ー7を7千づつ。でもって1枠2番スグルのアマルフィコーストの単勝を1千。締めて7万で勝負」と相成ったのだが……….。
「第4コーナーから直線！ラッキーライラックが追い出しにかかる！先頭はツヅミモン！ラッキーライラックが捉える！3番手からリリーノーブル」
好スタートを切って絶好の位置取りから抜けてくるラッキーライラック。
そしてリリーノーブルが伸びるのを見て「デケタ！サンキューベラマッチョ」とマスター一声。
「お〜外からアーモンドアイ！200を切った！ラッキーライラック先頭！凄い脚でアーモンドアイ！アーモンドアイ！ラッキーライラックを捉えた！アーモンドアイ！ラッキーライラック2番手！リリーノーブル2番手に接近！アーモンドアイ先頭でゴールイン！アーモンドアイ差し切り」
1着 アーモンドアイ ルメールJ
2着 ラッキーライラック 石橋脩J
3着 リリーノーブル 川田J
「マスターさん、おめでとうございます」は熊本天草出身○原さん。
「馬鹿野郎！何がめでてえんだ。いっとう安めで400円も付かねえだろうが。まっ事ルメールの野郎も余計な事しやがる。ラッキーライラックとリリーノーブルでいいじゃねえか。枠の1ー5なら16万にチョイと足りないおぜぜがこの手に乗ったのにョ。1ー7じゃ〜7万買って4万しか浮かねえョ」と不満タラタラ。
「儲かったんだから文句は云いっこなしで」と競馬友達のK君。
「僅か4万を稼ぐために、こったら怖いめをしてョ〜。大騒ぎするなんざ〜馬鹿臭いったらありゃしねえ。大体JRAがいけねえ。ラッキーライラックが1枠1番でなけりゃ〜タテ目なんて押さえる必要がなかったのに。4万は楽勝で買えた」と愚痴は尽きる事がない。
少しの儲けのために、大借金背負った何とかの馬車に投資した人達よりは、なんぼかマシだよマスター。
『大阪杯』に続いて『桜花賞』もゲット！
そろそろ大爆発すりゃ〜いいのにな〜。
お付き合い、ありがとうございました。
明日も続きます。
