『サウスポー』 by ピンクレディー
背番号1のすごい奴が相手
フラミンゴみたい ひょいと一本足で
スーパースターのお出ましに
ベンチのサインは敬遠だけど
逃げはいやだわ
男ならここで逃げの一手だけど
女にはそんなことは出来はしない
弱気なサインに 首をふり
得意の魔球を投げこむだけよ
そうよ勝負よ
しんと静まったスタジアム
世紀の一瞬よ
熱い勝負は恋の気分よ
胸の鼓動がどきどき
目先はくらくら
負けそう 負けそう
私ピンクのサウスポー
私ピンクのサウスポー
きりきり舞いよ きりきり舞いよ
魔球は魔球は ハリケーン
「マスターさん、土曜日のカワキタエンカお見事でした」は競馬友達のK君。
「まあな、バット!単勝5千、複勝2万と5千じゃエバれない。せめて単勝1万、複勝4万は買わねえとな。6番人気なのを見てブルッチまった。俺もまだまだ修業が足りねえよ」
終わってからなら何とでも云えるのが競馬。
修業が足りないと云いながら踏ん反り返っているんだから、相変わらずクズ丸出しのマスターである( ̄^ ̄)ゞ
「今日の狙い馬はなんですか?」
「狙うも何も『金鯱賞』、左周りのスペシャリスト、8枠に入ったスワーヴリチャードが2着を外すような事ぁ〜、お天道様が西から上がるぐれぇありえない。俺の逃げた女房にクリソツ、ピンクレディーのケイちゃんも歌ってんじゃん、ピンクのサウスポーってよ。問題はサトノダイヤモンドだ。やれ海外遠征でズタボロ、まだまだ太い、ここは完全に試走、なんて外野がうるさいのうるさくねえのって。まともなら宇宙戦艦ヤマト風に云うと、イスカンダルまで走ってもこの2頭なんだが…….。」
「紛れますかね?」
「判かんねえ。無視して突き抜けられたらアッチチになるから安全策を取っか。発表!馬連!スワーヴリチャードからサトノダイヤモンドに4万、変則ながら『金鯱賞』三連覇がかかるヤマカツエース、これまたサウスポーのメートルダールに各3万締めて10万でご機嫌伺いと行こうか」
「ブレスジャニーはいらないんですか?」
「う〜ん、現実に『東京スポーツ杯2歳S」でスワーヴリチャードをいわしてるんだから、いらねえとは云えねぇが、こったら少頭数、あれも怖い、これも怖いじゃ馬券になんねえからよ」と結論付けた。
ピンクの帽子8枠に入ったスワーヴリチャードがどんな競馬をするか、楽しみなるなりである。
土曜日、勝ちまくったデムーロJ、今日は休みだなんて事がない事を祈ろう!