角界が大揺れである。
連日ワイドショーで報道されている、日馬富士関の暴行事件。
不可解な点が多く、真相の究明はこれからの進展を待つしかないが、その問題の飲み会に同席していたのが、チームモンゴルの大将白鵬関。
何かと雑音が絶えないのは間違いない。
バット!『大相撲九州場所』の取り口は万全で全勝街道を驀進中だ。
我らがくまちゃん事、高安関が万全でない上に、唯一の日本人横綱稀勢の里関も白星をゲットするのに汲々としているのだから、白鵬関を止める力士はまずいまい。
まさに他の力士とは力だけでなく精神力が一枚も二枚も違うのである。
「マスターさん、おはようございます。朝からハッキリしない天気ですね。馬場は芝、ダート共に重ですか?」
「大した量は降っちゃいねえが、ダートは脚抜きが良くなるのは間違いねえ。またまた前が止まんねえだろう。良馬場の力勝負なら勝ち負け、馬券圏内が堅い馬でも、展開1つで4着、5着になるんだから厄介この上ない。だけんじょ!この馬だけはと思える馬が、京都9R『もちの木賞』のライジングドラゴンよ」
「そんなに強いんですか?」
「あ〜かなりの逸材なのは新馬戦を見ていてピン!ピン!ピンのピンポンパン体操だ。もちろん1着になったが、2着竜二のグレートタイムがルメールに乗り替わりで次走1着。3着のワイルドシングが恭介で1着。4着のメイケイダイハードが芝だがジェントル幸で2着。5着のレッドアルディが真一郎で2着。え〜いついでだ!6着スグルちゃんのベストマイウェイが3着。
ライジングドラゴンの勝ったレースが、どんだけレベルが高かったか明らかだっちゅ〜の。3枠3番と奇数番なのはチイとばかし気になるが、行きたい口の馬が揃ったこのレース、将雅が中団から捌いて鼻歌まじりで突き抜けるはずよ」との長講釈。
「なるほどですね。でしたら単勝でドカン!と勝負出来ますね。現在3倍付いてますよ」
「たわけ!何年競馬やっとるんなら、あ〜ん?予想の段階でダイヤモンドクラスに堅い馬がアタマどころか3着も外して、こんなはずではとなるのが競馬だ。ここは単複両睨みと行く。発表!ライジングドラゴンの複勝に4万、単勝に1万でご機嫌伺いだ。良馬場なら軽くヒトズクは単勝に放りこめるんだがな」と、またも出来もしない事を真面目な顔をして云うマスター。
白鵬関とタメを張るぐらい強いらしいライジングドラゴン。
川田J!しっかり捌いて突き抜けろよ(╹◡╹)