中国の新しい指導部の人事や政策の基本方針などを決める5年に1度の共産党大会まであと1週間を切り、11日からは党大会の議題を事前に審議する重要会議が始まった。
この大会に出席する人間は、立身出世を遂げ、さぞかしいい暮らしをしているのであろう。
ホンビーの僻みが恐ろしいと、北京はこれてもか、これでもかの厳戒体制なのである(//∇//)
『鲤鱼跳龙门』
皐月の青空に泳ぐ鯉のぼり。
日本が発祥とばかり思っていたが、中国の故事によるものだそうな。
鯉の滝登りである。
その昔、黄河の上流にある竜門の急流をさかのぼった鯉は、竜となって天に昇るという伝説があり、それが転じて立身出世すると云う意味に。
へんぽんと翻る鯉のぼりは、「大きくなったら偉くなって、親を楽させてくれよ〜」の意味なのであろう(╹◡╹)
「東京のメイン『サウジアラビアRC』にちょいとばかし気になる馬がいる。地方馬のダブルシャープだ。オッズを見たら、単勝が8.9、複勝が1.9〜2.5も付く。阪神で大楽勝したタワーオブロンドンをイチコロパンでいわした脚は馬鹿に出来ねぞ。一瞬で切れる脚はねえが、なんせタフだから東京の長い直線も苦にしねえだろ。まあ勝つのは恐らくルメールのステルヴィオだろうがよ。複勝で狙ってみてえ。ところでこの屋根の石川わ?て何もんない?◯原さん」とマスター。
「わじゃないですよ。石川ヤマト騎手です。まだ若いですが、先々はホッカイドウ競馬を背負って立つ逸材と云われてます」
「ふ〜ん。そりゃ〜結構だが、北海道の田舎者だろ。花のお江戸に出てきて、東京競馬場への行き方が判らねえで迷子にならねえか心配だな。大丈夫かね?複勝1万円だけ応援で買うか」
「本当に失礼ですね。叱られますよ」
「へい、へい。◯原さんも熊本天草の片田舎から神戸に売られてきた口だもんな。地方の人間に優しいのも納得だぜ」
「……………….」
またまた憎まれ口ばかり叩いていたマスターだったが、パドックの映像を見て、「おい!駄目だありゃ〜。汗が滝のように滴り落ちてやがる。屋根のヤマトは平常心みてえだが、馬が完全に舞い上がっちまってるよ。◯原さん、馬券買うのやめる」
「マスターさん!遅い!遅い、もう買ってしまってます」
「直ぐに払い戻して貰え」
「あ、それはルールで出来ないでしょう」
「じゃあ、おめーに8千円で売ってやるよ」
「結構です」
「(*´Д`*)」
「直線コースに向かいます!先頭ハクサンフエロ!2番手ダノンプレミアム!3番手争いは間を突いてボウルズ!外に出してカーボナード!更に追い込んで来るテンクウ!ダノンプレミアムがハクサンフエロを捉えて突き放した!リードが1馬身!2馬身!3馬身!2番手はカーボナード!テンクウの争い!内を突いてダブルシャープ!コスモインザハート!ステルヴィオがようやく追い込んで来た!ダノンプレミアム先頭でゴールイン!これは強い」
1着 ダノンプレミアム 川田J
2着 ステルヴィオ ルメールJ
3着 カーボナード 岩田J
6着 ダブルシャープ 石川ヤマトJ
「あ〜あ。◯原さんが馬券を早く買うから一万落としちまったじゃねえか。土曜日のウインズなんてガラガラなんだからよ〜。慌てて買こたぁねえんだ。本当使えねなおめーさんはよ〜」
自分は家でくわえ煙草。
人様に馬券を買って貰っていてその言い草は、あまりと云えばアマリリスだが………。
「でもよ、ダブルシャープは強ぇよ。普通ならレース前に終わってる。それであの粘りの走りが出来るんだから、中央の一線級と闘えるだけの素質はある。次はドカンと人気落ちなら買ってみるのもありかもよ」と妙に納得した様子のマスター。
立身出世を夢見て、花のお江戸に殴り込みをかけたダブルシャープと石川ヤマトJ。
引き続き注目しますョ( ͡° ͜ʖ ͡°)
お付き合いありがとうございました。
明日も宜しくお願い申し上げます。