日曜日に千秋楽を迎えた大相撲秋場所は、けがで白鵬関、稀勢の里関、鶴竜関の3横綱が休場。
しかも3日目の取り組みで我らがくまちゃん事、大関・高安関まで故障発生。
上位陣の休場が相次ぐ異例の場所。
そんな中、カド番大関豪栄道関がトップに立ち、ほぼ優勝を手にしたかと思いきや、まさかの平幕に連敗。
4敗で横綱・日馬富士関との本割千秋楽決戦にもつれ込んでしまった。
「5時に元町の居酒屋集合だ。大阪枚方出身浪速のど根性ガエル豪栄道の優勝を見ようじゃねえか」
日曜日の競馬の後、マスターと愉快な仲間達がテレビのある昭和丸出し◯◯屋で合流したのだが……本割で日馬富士関に完敗。
「ダミタ〜。俺ぁ〜ど根性ガエルが優勝するには本割で勝つしかねえと思ってたんだ。9分9厘手にした賜杯をまさかの負けで並ばれ、決定戦に持ち込まれたら分が悪ぃ。モンゴルの大将にしたら儲けた!てな塩梅で、心に余裕があらあね」
馬券の予想はてんで当たらないが、相撲の読みは確かなマスターはさすがだ。
決定戦では、まるでいいところがなく、所謂秒殺で「テヘペロ。負けまちた」で白旗を上げて、スゴスゴと尻尾を巻いて花道を引き上げる豪栄道関。
「チェ!モンゴルの大将も美味しいよな。2秒でデブを押し出して優勝賞金1000万だぜ。モンゴルだったらビルが建つんじゃねの。1000万くれるんなら、俺だって死ぬ気でデブにぶちかまさ〜ね」
「マスター、無茶苦茶云ってますね(〃ω〃)日馬富士関の気合が半端なかったですよ」と競馬友達のK君。
「そりゃ〜デブを………」
自分も立派なおデブの癖によく云うな〜てなもんだが、1000万に気合いが入ったのかどうかは定かではないが、確かに日馬富士関は無茶苦茶強かったのである。
「どのレースもどんぐりさんの背比べだが一頭気になってるのは、阪神9R『ききょうS』のタワーオブロンドンだ。えれぇ人気だが、本当に強ぇ〜のか?1.7倍断トツの1番人気を背負った『クローバー賞』で地方馬にイチコロパンでオソボにされてんじゃん」と過剰人気ではと疑ったマスター。
更に、「夏の小倉で凌ぎを削って来た猛者達をいわせるか興味がある。馬券的にはタワーオブロンドンの3連単、2着、3着付だろう。頭は内から、熱烈応援、京都馬主協会お偉いさんの愛馬、豊がよりを戻したバーニングペスカ、2歳馬ならお任せ、プリンスのアイアンクロー、ここんとこ大仕事連発、竜二のスーサンドン、ノヴェリスト産駒期待の星、デムーロのアントルシャ。3着に友一のリンガラポップス、極のイイコトズクシを足して入れたら20点か。3着付けも2着にその6頭を入れれば20点だな。もっともルメーがスタートを決めて鼻歌まじりで大楽勝てな場面になりゃ〜頭から湯気出して怒る羽目になるしよ。ここは馬券は買わずピュアにバーニングペスカを応援するべ」と見てるだけ〜を決め込んだ。
「残り400を切った!4コーナーカーブから直線!バーニングペスカが前のジュンドリームを捉えにかかる」
スタートでは少し安目を売ったものの、二の脚でさっと番手を確保した武豊J。
完璧なレース運びで先頭に踊り出ようとしている。
「お!おっしゃ〜豊!ワッショイ!ワッショイ!豊!押し切っちまえ」と馬券は買ってなくても興奮モードに突入したマスターだったが……….。
「バーニングペスカ先頭!後方から外目を通って一気にタワーオブロンドンが差を詰める!3番手!2番手!先頭に並びかける!200を切った!タワーオブロンドン先頭!リードが1馬身、2馬身、3馬身!タワーオブロンドン!ゴールイン!2番手はバーニングペスカ!3番手はイイコトズクシ」
1着 タワーオブロンドン ルメールJ
2着 バーニングペスカ 武豊J
3着 イイコトズクシ 荻野極J
「なんでぇありゃ〜。無茶苦茶強えじゃんか。さては北海道では猫かぶってやがったな。豊の野郎もあきれてたんじゃねか。こんな事ならタワーオブロンドンとバーニングペスカのワイドに5万ばかし張り付けんだった。330円も付いてやがの。あ〜あつまんねえ」
馬券は買ってナンボで、終わってからなら何とでも云える。
それを恥ずかしげもなく吐き出すマスターはクズだが………タワーオブロンドンは強かった。
モンゴルの大将もビックリだ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
皆様、お付き合いありがとうございました。
明日も続きます!