トランプおじさんが、連邦議会の上下両院合同会議で初めての議会演説を行った。
目玉はなんと云っても1兆ドル(約113兆円)のインフラ投資である。
我がJAPANの国家予算に匹敵するお金をインフラにぶち込むと云うのだから驚かされた。
ニャンとも!スケールの大きな話しで、これに歓声を上げたであろう人々が『アングリー・モブ』だ。
ニホリカ語にすると『怒れる群衆』そうアメリカンは怒っているのだ。
自分が苦しいのは移民や外国のせいで、悪いのは社会や政治。
“諸悪の根源”を他者に求め、ひたすら責任を転嫁し、排外的なリーダーに依存。
自分達に都合の悪い報道は全て『フェイクニュース』と一刀両断で、そんな群衆がこぞってトランプおじさんに一票を投じ大統領に押し上げた。
自分が役に立とうが、立つまいが、時給2500円は貰わないと、まともな生活は出来ないと胸を張っている人達だ。
そんなこんなで、USAでは『アングリー・モブ』が増殖中だが、我がJAPANでもこの日曜日大爆発した。
「第4コーナーから直線!逃げるカオスモス!並びかけてテイエムタイホウ!外からシュウジ追い込み体制に入る!最内からトーキングドラム!馬群の中からヒルノデイバロー!そしてナガラオリオンが追い込んで坂を上がる!前はトーキングドラム!ヒルノデイバロー差を詰める!トーキングドラム!ヒルノデイバロー!二頭並んでゴールイン!3番手はナガラオリオン」
1着 トーキングドラム 幸J 7番人気
2着 ヒルノデイバロー古川J 4番人気
3着 ナガラオリオン 国分優作J 12番人気
3連単が仰け反りの2483180円
おおかた250万の大万馬券である(~_~;)
単勝1.6倍のシュウジが行方不明なんだから、僅か12頭立てでもズンない配当となった。
驚愕の結果に一瞬静まり返った神戸元町ウインズだが、すぐさま怒声があちらこちらから上がる。
「川田!何やっとんじゃ!ボケ!」
「幸!こら余計な事さらすな」
「やり直しじゃい!こんなレースあっかいや」
騒然とした場内で、1人ニコニコしているのは自称、『北新地孤高の馬券師』マスターである。
「な!だから云っただろ。こったらレース買っちゃ〜いけね〜ってよ。俺ぁはなから怪しいと思ってたんだ」と大きな声。
「でも、マスター、3着は絶対ないって云ってたナガラオリオンですよ」と競馬友達K君の指摘に、「ありゃ〜オマケだ。シュウジに恐れをなして、有力どころの敵前逃亡が相次いだ時点で、荒れると思ったね。こんなレース買う奴は馬鹿も馬鹿、大馬鹿野郎だっちゅうの」
そんな事を、周りが全員外れでエキサイトしているのに大きな声で云うもんだから、熊本天草出身◯原さんも、K君も、いつ殴られるかとハラハラドキドキでキョドッちゃってる神戸元町午後3時半過ぎ。
本人は平気の平左なんだから、さすがに肝が座っている(≧∇≦)
「へへ、西か東どちらかが荒れりゃ〜、片方は堅く収まる。これ競馬の常識よ。『中山記念』デムーロとルメールがお手てつないで3倍もつくなんざ〜、年に一度の大チャンスだっちゅ〜の」
『阪急杯』が大荒れで、『怒れる群衆』に聞こえるように能書きを垂れるマスター。
その時点では、まさか自分がその1人になるとは、夢にも思っていなかったのだが……..。
皆様、お付き合いありがとうございます。
明日も続きます。
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