つい先日、TBS『NEWS23』で、作家の故三島由紀夫が英国の翻訳家と対談した未発表の録音テープが流れた。
どうにも甲高くて耳障りになる声である。
三島由紀夫と云えば1970年11月25日に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で、憲法改正のため自衛隊の決起を呼びかけた後に、割腹自殺をした事件にとどめを刺す。
当時は中学1年生で、テレビを見ながら「何やってんだ?」と完全に理解不能に陥ったマスター。
三島由紀夫の小説は『金閣寺』ぐらいしか読んだ事がなかったが、慌てて本屋に行きテレビでも代表的作品と云われている『憂國』を購入して貪るように読んだのだが……。
「帰れ!」「ふざけるな!」市ヶ谷駐屯地で自衛隊員の罵声が三島由紀夫に浴びられたのが、何となく理解出来た。
『憂國』で割腹をする下りの、あまりに微に入り細に入った表現が、結局どのように死ぬかに拘っているのかが、文章から匂いたっていたからだ。
国粋主義者でも何でもなく、ナルシストのとどのつまりが、大義の看板を掲げた自殺だったと云う事であろうと。
この事件に関しては、自衛隊員のみでなく世間も非常に冷たい反応だったのは、当然至極なるなりである。
そんな三島由紀夫と親しくしていたのが、以外にもノーベル賞作家川端康成。
『川端康成•三島由紀夫往復書簡』には、二人が交わした手紙のやりとりが克明に綴られている。
川端康成は、大阪弁で云うところのパチモンの三島由紀夫とは違って、本当に日本の伝統的文化を愛していた作家だ。
明治維新を経て、取り憑かれたように富国強兵に突き進む空気とは、まるで違うところで慎ましやかに生きる人達を描き切った小説がモリモリ森昌子。
その中でも『伊豆の踊子』と並んで有名な小説『雪国』
出だしはご存知、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」である。
「枠連キングカヌヌの1枠から、裕二のドラゴンバローズと稜のシャイニービームの同居した8枠に2万、脩のデグニティクローズの3枠に1万、学のランドオザリールの4枠に1万、縦目も押さえて4ー8、8ー8のゾロ目に各5千。三連単1列目に1.6.7.15.16の5頭、2列目もその5頭、3列目にその5頭に禎ニのヌーナ、祥太イトハユリ、康太のマッシブランナー、啓介のドライバーズハイの軽量組4頭を足して9頭、140点張り一目5百と行こうか。3着に人気薄が絡めば跳ねるだろう」
土曜日の中京メイン『中京スポニチ賞』
年明けから負け続けて、自前の玉が薄くなり、『雄太貯金』の出番となったのだが………..。
「4コーナーから直線!マッシブランナーが先頭!外から!外から一気にシャイニービームあっと云う間に交わした!2番手は横に広がっている!デモニオ!間からドラゴンバローズ!大外からランドオザリール!」
「よっしゃ!裕二いてこませ!8ー8態勢デケタ!」とマスター右手を突き上げたのに……..。
「シャイニービーム先頭!内からドラゴンバローズ詰め寄る!ピンクの帽子2頭際どくゴールイン!3着はデモニオ」
1着 シャイニービーム 高倉J
2着 ドラゴンバローズ 菱田J
3着 デモニオ ジェントル幸J
枠8ー8 2010円
三連単16ー15ー3 75880円
「ねえよ!ねえ!3がねえ!幸も余計な事しやがって、頭来るぜ!学も差さんかい。根性がねえったらありゃしねえんだから。枠の8ー8は狙い通りよ。雄太のキングカヌヌはウルトラ危険な人気馬だが、『雄太貯金』を使うからにゃ〜買わなきゃいけま〜と……..大損こいたぜ」といい泣きが入っている。
「マスターさん!3着にランドオザリールが来たら3連単3万円以上ついてましたから、15万円は落としたようなもんですね」と追い打ちを◯原さんがかける(≧∇≦)
12万円使って払い戻しが10万と5百円。
ゼロにならなかっただけマシだが、ガミ興行である。
差し詰め、川端康成先生風に云うならば、「連敗の長いトンネルを抜けるとチョイガミであった。目の前が暗くなった」てなところであろう。
誰かマスターを助けやってくれ(~_~;)
お付き合いありがとうございました。
明日も宜しくお願い申し上げます。