北新地競馬交友録

貢献

「トヨ◯自動車はメキシコのバハにカローラの米国向け工場を作るようだ。そんなの許されない! 米国に工場をつくれ、あるいは、高額な関税を支払え。」現代最強トランプおじさんの呟きに、すぐさま対応したのはトヨ◯自動車の社長。
「米国に今後5年間で100億ドル(約1兆1700億円)を投資する」と云うのだから平野ノラ的に云うならば、おったまげー!だ。
過去60年間の対米投資額は約220億ドル(約2兆5700億円)だったのだから、どう云い繕ってもこれはもう全面降伏であろう。

そもそもがこのトヨ◯自動車と云う会社は機を見るに敏なのは半端ない。
2014年3月期の決算発表で、「社長になってから国内では税金を払っていなかった。企業は税金を払って社会貢献するのが存続の一番の使命」と語り、「納税できる会社として、スタートラインに立てたことが素直にうれしい」とポロっと漏らしてしまったのだ。
「ちょ!ちょっと待っちゃりない!」我がJAPANのリーディングカンパニーが税金を払ってなかった?まさか?まさかね(≧∇≦)

事実なのである。
2009年3月期の税引き前当期利益は5604億円の赤字だったので、このとき法人税が払えないのは致し方ない。
バット!10年3月期は2914億円の黒字。以降、5632億円、4328億円、13年3月期には1兆4036億円もの黒字を計上してきたにも関わらずだ。
詳しい話をすると長くなるので、簡単にそのカラクリを明かすと、2009年から導入された、海外子会社配当の非課税制度をフル活用。
それまでは、海外子会社からの配当は、源泉徴収された税金分だけを日本の法人税から控除するという、ごくごくまっとうな税制が採られていたのたが、それが2009年から、配当金自体を非課税にするという非常におかしな税制が採り入れらたからだ。

海外の販売にシフトしているトヨ◯自動車にとっては、こんないい税制はない。
堂々と「国内では税金は払いません!」と胸を張ったかどうかは別にして、お上のお墨付きを貰ったのだから、貂として恥じる事などないと云う訳だ。
更には、『開発費の税額控除』などがあるが、こりは仕方ないし、認めるべきものであろう。
その税金も納められない会社が、政治家にお幾ら万円の政治献金をしてるか知って、またまた平野ノラのおったまげー!

政治献金が多い企業団体のランキングでは、社団法人日本自動車工業会が1位で毎年6000万円~8000万円、2位がトヨ◯自動車で毎年5000万円程度で堂々の2位。
この順位は、長らく変わらないそうな。
日本自動車工業会というのは、自動車製造企業の団体であり、当然、トヨ◯は主宰格である。
こんな馬鹿な話しが三千世界の何処にある?と怒ってみても時すでに遅し。
社長が決算発表でポロっと漏らすまでは、世の中の大多数の人が知らなかったのだ。

「マスターさん、『2016年JRA賞』が決まりましたね。年度代表馬はマスターの好きなキタサンブラックですよ。国内外G13勝のモーリスは特別賞だそうです。サトノダイヤモンドは最優秀3歳牡馬。キタサンブラックに『有馬記念』で勝ったんですが…………….」と熊本天草出身◯原さん。
「へ!モーリスだ?サトノダイヤモンドだ?冗談はテメーの顔だけにしとけってんだ。こんなの誰が考えてもキタサンブラックだろう。◯◯の運動会なんて云われるG1戦線に、ただ一頭敢然と弁慶の仁王立ちがキタサンブラックよ。しかも馬主があの国民的歌手北島のサブちゃんだぜ。屋根がこれまたJAPANの至宝、豊大明神と来た日にゃ〜、比べるのが失礼ってもんよ。キタサンブラックのお陰で、どんだけ競馬を知らない一般の方が注目したか、中にはそそっかしい奴が馬券も買ったんじゃねえか。年度代表馬って云うのは、何も1番G1を勝った馬がなるんじゃねえよ。1番競馬界に貢献した馬が…………」とべしゃり出したら止まらないマスターなのである。

キタサンブラック号、北島三郎オーナー、武豊J、本当におめでとうございました。
『天皇賞 春』ど根性のイン差し返し
『宝塚記念』死んでも馬券圏内死守
『ジャパンC』完璧な逃走劇
『有馬記念』まさに死闘
心を打たれました(^O^)/
2017年は海外遠征の話しもありますが、出来れば1レースでも多く国内で、その雄姿を見せて欲しいと願わずにはおれません。
『凱旋門賞』はサトノダイヤモンドにどうぞ!どうぞてな訳には……..今年も魂を揺さぶる走りで、日本競馬界に貢献してくださいマセ!マセである。

日本一だと豪語するどっかの企業のお偉いさん!トランプおじさんのヅケ取りに必死になるのも結構だが、キチンと我がJAPANにも貢献しろって〜の( ̄^ ̄)ゞ