パルナス ピロシキ パルナス ピロシキ パルピロ パルピロ モスクワの味〜
日曜日のお楽しみは20時からのNHK大河ドラマ『真田丸』だが、23時からもナイスなドラマが放映されている。
原作は皆さんご存知、ロシアの文豪トルストイの『戦争と平和』
ボンビーくさい日本のドラマとは違い、煌びやかな衣装、絢爛豪華なキャッスルでの撮影、更にロシアの広大な自然の美しさには目を奪われるばかりである。
時は19世紀前半、3つのロシア貴族の興亡を軸に、その一族のピエール、アンドレイ、ナターシャ、ニコライにスポットライトを当てた群像ドラマだ。
第2回の放映では、ヨーロッパの風雲児ナポレオンとロシア・オーストリア連合軍が激突した『アウステルリッツの戦い』で、アンドレイが負傷する。
「世の辞書に不可能と云う文字はない」
軍事の天才と謳われたナポレオンは、数々の戦いで勝利を収めているが、中でも『アウステルリッツの戦い』は、秀眉との評価を得ている。
ロシア・オーストリア連合軍85000に対してフランス軍は73000と数的劣勢。
まともに激突すれば負け戦さと考えたナポレオンは、わざと自軍の右翼を手薄にし、連合軍に猛攻を仕掛けさせた。
予想通り後退する第三軍にここぞチャンスとばかり兵力を大量投入する連合軍。
その時を見計らったようにフランス第四軍、第一軍、近衛隊が手薄になった中央に突撃し、返す刀で右翼に猛攻を仕掛けていた連合軍を挟撃し撃破するのだ。
ナポレオンの読み通りの展開に、フランス軍の大勝利。
この『アウステルリッツの戦い』以後、フランスは10年間に渡り、ヨーロッパの覇者として君臨する事となる。
「馬券圏内は内からマイルがベストだが力はあるルメールのマジックタイム、去年のこのレース3着プリンスのカフェブリリアント、東京大好き脚質転換で安定して成績が上がっている豊大明神のスマートレイヤー、豊は豊でも吉田豊のシュンドルボン、決め打ちの名人横典のシャルール、展開が嵌った時のデムーロのクイーンズリングまでだろう。結論!『府中牝馬S』の軸はマジックタイム。芝の中距離ならルメールは信頼出来る。ヨーロッパの密集したレースで鍛え上げた腕は、インに閉じ込められてもビックリもシャックリもしねえだろ。マジックタイムから馬連で平に他の5頭に5千。マジックタイム一頭軸3連複相手同じく5頭10点に各2千5百。併せて5万でご機嫌伺いと行くか」との宣言だ。
「4コーナーを回って直線!先頭はシャルール!400を切った!2番手はシングウィズジョイ!内マジックタイム!」
スタートしてさっと先手を奪ったシャルールがレースを作る。
軸にしたマジックタイムは内をピッタリ回っての3番手だが、外からシングウィズジョイに圧を掛けられている展開にマスター、「どりゃ!ルメール!ルメール!そっから来い!抜けて来い!裕信!どけ!ゴラァ!どけってんだ!」と大絶叫。
「先頭はシャルール!外からスマートレイヤー!カフェブリリアント!更に外からアスカビレン!後方からシュンドルボンも上がって来る!200を切った!クイーンズリング抜けた!抜けた!内からマジックタイムが迫る!スマートレイヤーは2番手争いまで!クイーンズリング!ゴールイン」
1着 クイーンズリング デムーロJ
2着 マジックタイム ルメールJ
3着 スマートレイヤー 武豊J
馬連1260円
3連複1410円
50000円買って払い戻しが98250円。
とても大勝ちとは云えないが……..。
「どうでえ!とうでえ!俺の云った通りだろ。ルメールなら内から上手く抜けてくるのはレース前から判ってたんだよ。終始インをピッタリ回って距離ロスを防いだ騎乗はさすがだぜ。あ〜あ3連複なんて腰の引けた馬券なんていらねんだよ。やだね〜ボンビーはついつい保険掛けちまってよ。自分が情けねえ」
自慢とも愚痴ともつかぬ与太話しを、神戸元町ウインズにいる、◯原さん、K君に携帯で延々とべしゃるマスター(≧∇≦)
引き合いに出すのはおこがましいが、『府中牝馬S』はナポレオンの『アウステルリッツの戦い』並の読みでゲットしたマスターだったが…………『秋華賞』で…………。
そう云えばナポレオンも、調子に乗ってロシアに攻め込んだ挙句に…………。
お付き合いありがとうございました。
まだ続きます。
宜しくお願い申し上げます。