昨日のニュースでとても懐かしい言葉を聞いた。
セブン＆アイ・ホールディングスの井阪隆一社長が記者会見で、「グループの事業の選択と集中を進めるため、苦戦の続く百貨店事業については、首都圏の店舗に経営資源を集中させ、互いに補完させる形が理想だと考えた」と述べたのだ。
そう、『選択と集中』である。
その内容を簡単に云うならば、セブン＆アイ•ホールディングスが、傘下のデパートが持つ神戸市の『そごう神戸店』、『そごう西神店』、大阪府高槻市の『西武高槻店』の３店舗を『阪急阪神百貨店』を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリングにあげちゃうと云う話しである。
1980年代のバブル経済華やかりし頃は、「やれ行け！それ行け！なんでんかんでん投資をババンがバン！でやりまくれ」の大号令がかかったものの、バブルが弾けて大慌て。
そして90年代後半以降脚光を浴びた言葉が『選択と集中』である。
経営の神様と言われる米GEのジャック・ウェルチさんが、創業事業でありながら日本企業が席巻していた家電事業からの撤退を決断。
企業向けビジネスに絞ることで傾きかけていたGEの経営を建て直し、再び世界的な企業へと躍進させた時のキーワードが『選択と集中』
日本でも、キャノンや武田薬品のように成功した例もあるが、シャープを筆頭として大失敗した例も枚挙にいとまがない(~_~;)
シャープは、『亀山モデル』に代表される液晶テレビに全力投球、一時は我が世の春を謳歌するも、アジアを中心とした低価格商品の追撃を受け失速。
ついには台湾企業に乗っ取られると云う屈辱的事態に陥ってしまった。
キャノンのようなウルトラ優れた経営者に率いられた企業は別格として、『選択と集中』は世の中の先を見通す力量はもちろん、ドラスティックな部門の縮小•売却、もっともニホリカ人が苦手とするリストラとの三位一体で行うしかないのである。
セブン＆アイ・ホールディングスの井阪隆一社長と云う方は、イメージを大切にしないといけないと、一般ユーザーを常に意識しているだけあってなかなか如才がない。
「こったら儲からなくて、お荷物のデパートなんていらねえよ〜！後は煮るなり焼くなり好きにしてくれ！」とは決して云わないのである。
資本業務提携を受け入れた、エイチ・ツー・オー リテイリングの判断は正しかったのか？
関西人としては、「大正解でおまんがな〜」となって欲しいのではあるが……….。
「マスターさん！明日の土曜日は中谷Jのお手馬モズライジンとブライスガウが出ますね。キングカヌヌで24万8千円やられてお休みしていた『雄太貯金』発動でしょ！」と熊本天草出身◯原さん。
「そうよな〜。今週行かなきゃ行く時がねえだろ。バットどっちを買うか悩んでんだよ。安定性なら断然モズライジンだが馬券の買い方が難しい。まともならトップディーボと2人の世界。後はどんぐりさんの背比べで何にもねえが、屋根がな〜あのお方だから」
『よつい！しっかり追わんかい！バッキャロー何やってんだ』と叫んだのは、つい先日『神戸新聞杯』のレッドエルディスト。
死ぬほど怖い目に遭わされて腰が引けているのだ。
「モズライジンが大外じゃねえが、8枠を引いて何とかなりそうなだけに悩む。かと云って単勝は寒いし安いし、普通ならトップディーボとのワイドなんだが………」
「ブライスガウの方がいいですか？」
「前走は牡馬混合で、降級組のツーエムマイスター、ラインシュナイダーが強力。残念無念の4着だったが、年明けデビューの3戦目だから大健闘で能力は間違いなくある。坂のある阪神よりも平坦の京都の方がいいだろうし、オマケに牝馬限定だしな。だがよ〜いくら仕上がりの早い牝馬だと云っても3カ月以上空いてるのは………..厄だ。しかも気まぐれな乙女で、予報が雨ときちゃ〜、『なんで私がこんな天気の日に走らないといけないの、いやんなっちゃう！』でお終えよ」
「マスター、モズライジンのレースとブライスガウのレース両方買えばいいんじゃないですか？まだファンドに70万は残ってますから」と競馬友達のＫ君。
「たわけが！二頭を追うものは一頭も得ずと云うだろが、どっちも当たって万々歳なんて事になる訳きゃねえ。競馬舐めたらダチカンゾ！大体がだな………..」
「はい、はい。お説教はもういいですから早く決めてください」
「こ、この野郎！そこへ直れ成敗してくれる」
「ひえ〜！お屋形様お許しを〜」
相変わらず馬鹿な会話を繰り返すマスターと、まあまあ愉快な仲間達だ（≧∇≦）
「注目！これまでいい目に合わせてくれたモズライジンと抱き合いでいてこます！まずはモズライジンの複勝に20万！実力1番トップディーボとのワイドに4万！それに内から、復活の兆し康成叩き2走目ヨヨギマック、内枠大歓迎で先行出来る太のアドマイヤシャイ、叩き合いなら五寸将雅のタムロミラクル、『BSN賞』格上挑戦でピオネロと0.6正義のアルタイル。相手5頭！モズライジン3連単一頭軸マルチ60点！一目1千円。併せて30万！渾身の勝負を掛ける」との宣言だ。
7Rブライスガウのレースを見送って、メイン『平城京S』が勝負と決断。
仰け反りの30万円も張り付けるマスターm(._.)m
口で云うほど簡単じゃない『選択と集中』だが、シャープの様にならない事を祈る！
中谷J！担いででもいい！3着確保お願いしまス。
