シネマで一時期一世風靡をしたマカロニウエスタン。
その2トップと云えば、ジュリアーノ•ジェンマとクリント•イーストウッドだが、ここ数年は映画監督として絶大な評価をされているのが、クリント•イーストウッド。
御年86歳だが、創作意欲と作品のクオリティは、まったく衰えを感じさせないのは、日本で昨年公開された『アメリカン・スナイパー』で実感した人も多いことだろう。
そして新作『ハドソン川の奇跡』が、USAで大ヒット間違いなしとの評価を得て、9月11日に封切られる。
2009年1月15日、USエアウェイズの旅客機が、NYのハドソン川に着水し、乗客・乗員155人が全員無事だった「奇跡」の実話を映画化した作品だ。
単なるヒーロー物語でなく、実際の事故を取材に取材を重ねて再現。
さらに事故後、その判断が正しかったのかどうか調査を受ける機長の苦悩に迫っている秀作らしい。
こりは！どうしても劇場で見たいものである。
そんなこんなで素晴らしい作品が次から次に封切りされるUSAと裏腹に壊滅状態なのが邦画だ。
観客動員の上位ランキングの殆どはアニメとアニメの実写化と云うのだから泣けてくる。
昨年レオ様が悲願のオスカーをゲットした『レヴェナント 蘇りし者』
売りは自然光のみの撮影が生み出した臨場感溢れる映像美だが、荒涼とした景色の連続にウンザリだ。
邦画で映像美と云えば野村芳太郎監督の『砂の器』が直ぐに思い浮かぶ。
当時、不治の病と云われたハンセン氏病に罹患した父親と、日本全国を放浪する少年時代の主人公。
四季折々の風景がまっこと美しい。
更にその映像に被さる音楽の素晴らしさと、徐々に解かれていく謎に圧倒される作品である。
邦画は死んだ！と云われて久しいが、くだらないアニメや、幼稚園児並みのアイドルを使った作品や、安直な脚本しか提供できない邦画に携わる方々に、「人の心を打ついい作品は、必ずビジネスになる」と申し上げたい。
USAにも過去の邦画にもお手本は沢山あるのだから。
「マスターさん！『雄太貯金』100万円まであと少しですね」と熊本天草出身◯原さん。
「うむ、残高が94万8千だろ。もう一息だ。スタート5万でよくここまで来たぜ。馬券の神様のお陰だが、まあ〜それ以上に俺の力だ」
臆面もなく自慢するマスターは品がないが、競馬の世界は勝てば官軍、儲ければ将軍様の世界だから仕方ない(~_~;)
「今週は、いい馬いてますか？」と競馬友達のK君。
「あたぼうよ！土曜日阪神10R『鳥取特別』キングカヌヌに気がある。この馬が変わったのはスグルちゃんが中京の500万下を勝たせてからだ。じっくり構えて捲り一閃！パーペキに突き抜けた。乗り替わりで手綱を取った大作もそのレース振りを踏襲。プリンスに前をカットされて3着に沈んだが、無類のスタミナがあるのを確信させてくれるレースだった」
「馬券の種類は単勝ですか？予想オッズでは2番人気かと思います」
「そうよな〜、それも悪かねえが競馬の事だから。1番人気は豊大明神の降級オールマンリバーだろう。確かに普通に走ればこの馬が一番強えが、なんせ絶不調の豊大明神だからよ。先週日曜日の小倉のレースを見たか？信者は全員悶絶だぜ。きっと体調がすぐれねえのよ。この馬とは相性がいいが、少しズブくなって来ているのか、前走はウチパクが必死こいて追いまくってた。今の豊大明神にあの真似が出来るかね〜？俺は甚だ疑問だと思う。キングカヌヌとのワイド一点と行てえところだが、キングカヌヌの複勝に24万8千ドカン！といてこまそう」と宣言した。
USAのシネマや日本の名作じゃないが、浜中J、松田Jと云ういいお手本がある。
中谷J！渾身で捲り切れ！勝負！
