台風10号の被害の大きさが日に日に明らかになって来た。
岩手県では多くの人命が失われ、北海道では農作物にとんでもない被害が発生している。
大雨で流された人参が橋の支柱にポツンと引っかかっているのをテレビで見たが、何とも切ない映像である。
ここ数年でも、2011年紀伊半島の水害、2012年九州北部豪雨、2013年伊豆大島の土砂災害、2014年広島市の土砂災害、2015年関東東北豪雨などが記憶に残っている。
毎年、何らかの災害に見舞われているのだ。
いきなり起こる地震と違い、水害は比較的予測がしやすいはず。
バット!経済的損失はある程度致し方ないとしても、人命が繰り返し、繰り返し失われているのが実態である。
一般の方々の水害に対する認識が甘いのか、行政の対応に問題があるのか、もっと大きな観点で云うなら地球が悲鳴を上げているのか。
恐らく、それらの事柄が組み合わさって起こっているのであろう。
曇り空を見上げて思うのは、今日の続きは明日で、明日の続きは明後日が何事もないようにやってくる。
そんな保証などどこにもないんだな〜と云う事である。
「マスターさん、明日でローカル競馬も終わりですね」と熊本天草出身◯原さん。
「そうよな〜、6週間だったっけ?あっと云う間だ。皆の『雄太貯金』は順調に増えたが、自前の馬券はボロボロで片手はヤられた。こんだけ酷ぇ夏はかってなかったぜ。小倉や新潟はまたあるが、北海道の競馬は来年までねえんだよな。ヤられついでだ札幌の最終『釧路湿原特別』でも買うか」とマスター。
「どの馬ですか?」と競馬友達のK君。
「古キチ先輩のスリーアローに気がある。札幌3戦目でここがピークだろう」
「前々走が福永Jで2着、前走がルメールJで2着。その2人が他の馬を選択してるんですから寒くないですか?」
「ば!馬鹿野郎!北海道は寒くてあたりまえだ。プリンスがナンボのもんない(`_´)ゞダートなら古キチ先輩と5寸よ。ルメールも芝に比べりゃダートは落ちる。競馬雑誌で1番売れている『◯馬最強の法則』9月号にも書いてあるだろが。もうちっと勉強をしろ!勉強をよ〜」
日本で3番目にオツムのいい大学を出たK君に「それ云うか〜?」てなもんだが、そんな事は一切斟酌しないのがマスターなのである(笑)
「複勝を2万。馬連でスリーアロー軸、相手は内からプリンスのベルフィオーレ、ルメールのエポック、弘人のドリームキラリを各7千。3連複でその相手3頭に正樹のショウナンカサロ、洋文のドゥラリュールを足して相手5頭10点張り一目9百で今年の北海道を締める」と宣言した。
「来年の今頃はなにしてっかな〜?こんな調子じゃブルーシートおじさんで馬券どころじゃないかも」
北海道を襲った水害に己の境遇を重ね合わせ呟いたマスター。
年の割には異常に耳のいい◯原さんが小耳に挟んだ事はなかった事にしよう。
『空に太陽がある限り〜』がスターにしきのなら、競馬がある限り馬券を買うのがマスター。
元気だせよ!
古川J!北海道ラストレース!男になれ!