『大相撲名古屋場所』が盛り上がっている。
その立役者は白鵬関である。
8日目に幕内900勝を挙げたのだが、9日目にまさかの2敗目を喫した。
勢との間合いが空き、攻めに出ようとした瞬間に、足を土俵に引っ掛けるようにバランスを崩し自ら倒れ込んだのである。
これで、連勝を33で止められた5日目の宝富士戦に続き、また平幕相手に取りこぼしてしまったのだ。
1場所で複数の金星配給は横綱になってから初めての事態である。
「変わって勝ってうれしいか!」
「勝ったらなんでもいいんか!」と3月の『大相撲大阪場所』で厳しい野次が、優勝インタビュー中に飛んだ。
その理由は3月27日に行われた千秋楽、優勝を決める大一番で白鵬関が変化して日馬富士関を突き落としたからだ。
横綱と云うのは、相手の突進をガッチリ受け止めて、えいや〜!で投げとばす。
そう云う相撲を取らなければいけないと云われている。
立会いで変化をするなんて事は品格に欠けると云う事らしい。
白鵬関は見かけに愛想がなく、更に問題なのは強過ぎる事である。
ご本人は一生懸命相撲道を邁進しているだけなんだが、それで随分損をしているのは間違いない。
『大相撲名古屋場所』最大の関心事は、稀勢の里関の綱取り。
優勝すれば13年ぶりに日本人横綱が誕生する。
相撲ファンからの「日本人横綱誕生を」との期待を一身に背負っているのだ。
五月場所では全勝対決で白鵬に敗れて横綱昇進が断たれただけに、今回はなんとしても決めなくてはならない。
遠く離れたモンゴルからJAPANに来て頑張っている、白鵬関を始め力士の皆さんには何の恨みもないが、やはり日本人の横綱がいて欲しいのは、全国一千万相撲ファンの偽らざる心境なのである。
少々の事では「勝ったらなんでもいいんか!」なんて野次は飛ぶまい。
稀勢の里関!とにかく勝て〜( ^ω^ )
マスター、土曜日中京8R、中谷Jのゴールドエッセンスを狙い撃ちだが、「チョイと考えたんだけどよ〜。ゴールドエッセンスとストロングタイタンが4枠、メイショウミツボシとマイネルネーベルが5枠。で、ステイキングダムが3枠だろ。今回は枠連で行こうじゃねえか。3ー4、4ー5に各2万。『雄太貯金』出っ張りの5千5百を単勝でどうない?」
昭和の時代に逆戻り、普段まず買わない枠連を選択した。
「4コーナーを回って坂を上がって来ます!内ラチ沿いマイネルネーベル!離れた外目からストロングタイタン馬群を割って先頭を伺う!ゴールドエッセンス!ジャジャウマガールがそれに続く!」
「ホワイト!ホワイト!ホワイト!抜けろ!」
道義上、中谷Jを応援しないといけないのに、同じ4枠のストロングタイタン優勢と見て、マスター必死の声援を送る。
「内マイネルネーベル、外ストロングタイタン!この2頭の争いにジャジャウマガールが迫る!」
「プリンス!来るな!来るな!絶対来るな!」と念力を送るマスター。
「マイネルネーベル!ストロングタイタン!並んでゴールイン!」
1着 マイネルネーベル 和田J
2着 ストロングタイタン ホワイトJ
3着 ジャジャウマガール プリンス
枠連4ー5、これがニャンと!790円も付いたのだから美味しいの美味しくないのって、猫真っしぐらテディグリーチャム顔負けの配当だ。
「ガハハ!これだから競馬は止められねえよ。勘働きった〜こう云う事を云うんじゃねえか?馬柱をムムと睨んでいたらよ〜、枠連がいいんじゃねえかと、オツムの片隅にピカっと閃いたんだ。こちとら伊達に30年以上ヤラレまくってねえよ」
(どんな自慢なんだ 笑)
自前の買いと併せて払い戻しが31万6千円とは、喉ちんこが見えるぐらいマスターが笑うのも無理はない。
「マスター、結果オーライですが、中谷J残念でしたね」と競馬友達のK君。
「え?何んだ〜?あ〜ゴールドエッセンスな。また次頑張りゃいいじゃん。それよかよ〜俺の閃きは凄えだろ。君達ど素人には判らねえだろうが俺ぐれえになると………..」
延々と続く自慢話しに、通話終了のボタンをポチっとK君。
あまりにも品がなさ過ぎる自慢話に、ウンザリ顔のまあまあ愉快な仲間達なのである(~_~;)
その空気を察したマスター、神戸元町ウインズにいる熊本天草出身◯原さんに、「そりゃ〜ビシッと格好良く決めてえがよ〜、俺達ボンビーはそうは云ってられねえのよ。◯原さんなら当然判ってくれるよな」と緊急電話。
「マスターさん!おっしゃる通りです。素晴らしいです」
(太鼓持ちか〜 苦笑)
「ありがとよ」
大相撲なら横綱どころか、幕下褌担ぎレベルのマスター。
仕方ないかもね(u_u)
皆様、お付き合いありがとうございました。
明日も宜しくお願い申し上げます。