大昔チャイナであった楚漢戦争。
漢軍と趙軍とが激突した戦いだが、韓信と常山王張耳が率いる漢軍は、『井陘の戦い』で独創的な戦術を駆使。
圧倒的な戦力を持つ趙軍を打ち破った。
韓信は川を背に陣を敷き、兵士に退けば川に溺れて死ぬことになると、7倍だったとも云われている趙軍の猛攻を防がせ、別働隊を以て空城となった趙の砦を攻め落して勝利を収めたのである。
ご存知『背水の陣』
東京都知事戦に立候補した、小池百合子元防衛大臣の通り名は『政界渡り鳥』
機を見るに敏、勝てる戦しかしないし、いいとこ付きでメリットが無いと見るや、みのもんたもビックリでズッバッと切り捨てる。
利益に目の色を変えている北新地のホステスも足元に
及ばないぐらいの計算高さだ。
その結果が5つの政党を渡り歩く事になる。
今回の選挙で立候補するまでは、こんな嫌な人間はいないと思っていたのであるが……。
都議会の冒頭解散
利権追求チームの設立
舛添問題の第三者委員会設置
7月7日の会見で上記の3つを公約として述べた。
現実的には『都議会の冒頭解散』は手続き上、おおよそ現実味がないが、それが問題なのではない。
増田某を担ぎ出して、都政を思いのまま操ろうとしている、『自民党都議連』への宣戦布告だ。
立候補宣言当初は、「私が立てば、公認なんて後から付いてくる」そんな風に軽く考えていた節もあるが、もう後には引けないと覚悟を決めたのではないだろうか。
まさに『井陘の戦い』における韓信が取った戦術『背水の陣』を敷いた小池百合子元防衛大臣。
差別だとお叱りを受けるのを覚悟の上で云うならば、女にしとくのは勿体ないぐらい度胸がある。
「マスターさん!中京土曜日のメイン『白川郷S』中谷Jがモズライジンで出ますよ。ここは前走で大損した借りを少しでも返して欲しいですが…………..」と熊本天草出身◯原さん。
「う〜ん。返して貰いてえのは山々だが、なんせ前走レース後のコメントが気に入らねえ。多分1番人気での大敗に、本人の頭の中が真っ白になっていたんだと思うが、仮にそうだとしてもあんな言い訳みてえな事を云っちゃ〜漢を下げちまうぜ。イマイチ、エイや〜!て気分にゃなれねえな」
「それはそれとして、今回はトップハンデ57.5ですよ。天気も崩れそうですし、前週の中京のレースを見ていても、前が全然止まらないですから」と競馬友達のK君。
「確かに厳しいわな〜」
てっきり見送りかと思いきや、「まあ色々思うところはあるが、調子のいい時だけ応援して、旗色が悪くなるとや〜めた!じゃ本当のファンと云えねえはな。苦し時こそ応援しようじゃねえか。本人も期する物があるだろう」
「…………マスターがそう云うなら」と渋々頷いた2人。
「で、お幾ら万円ほど?」
「今回は人気も落ちる、複勝10万、3連単1頭軸マルチ、相手は内からデムーロのマノワール、ルメールのピオネロ、豊大明神のスマートボムシェル、弘平のミツバ、太のキングノヨアケ、康太のポイントブランク、将雅のスノーモンキー、7頭126点一目4百。締めてナンボない?15万4百か」
「マスター!『雄太貯金』もう30万円しか残ってないんです!半分以上も買うんですか」悲鳴とも聞こえるような声で◯原さん。
「条件が悪すぎますよ。無茶です無茶」
スワ!お屋形様ご乱心とK君。
「ガタガタうるせぇ!元々5万の元手を増やしてくれたのは誰ない?雄太だろうが。抱き合い心◯上等!上等!福島上等カレーだ!」
東京都知事に立候補した小池百合子元防衛大臣も仰け反るぐらい、度胸を決めての『背水の陣』を敷いたマスターなのである(~_~;)
中谷J!なんとか踏ん張ってくれ!
頼む!