北新地競馬交友録

判断

シャープが23日大阪市内で株主総会を開き、ホンハイの傘下入りの決議がなされた。
議決権の66%を握られ、役員は9人の内6人がホンハイ側。
買収される時に条件とされた雇用の確保は、「そんな事云ったか?」で、まずは7000人のリストラが囁かれている。
経営危機に陥った時の選択肢は他にもあった。
官民ファンドの産業革新機構が約3000億円を出資する支援方針を正式提案。
さらに、約3500億円の債権放棄などを核とする主力行の金融支援を仰ぎ、シャープの液晶事業を分離して、機構傘下の中小型液晶大手のジャパンディスプレイと統合してはどうかと。
お偉いさん達の判断はNO。
切り売りはしたくない、雇用を確保したいが建前だが、我が身可愛さがなかったのか?
ホンハイを甘く見ていたのではないのか?
たった3888億円で外資に身を任せてしまうとは、不幸な時代の農村の娘さんみたいなもんである。
「ホンハイとの戦略的提携の下、再生と成長に向けた取り組みを加速させる」のコメントは虚しだけ。
お偉いさん達!
you達の判断は正しかったのですか?

「マスターさん、何か忘れてません?」と熊本天草出身◯原さん。
「何かってなんだよ?」
「あれですよ、あれ。『雄太貯金』です」と競馬友達のK君。
「おう!忘れちゃいねえが、イマイチ心底買いてえ!と思える馬がいなくてな〜」
「イマイチも何も、先週バンバン馬券に絡んでますよ。マスターしっかりしてくださいよ〜」
「なんだ!その人を馬鹿にしたような物言いは、オメー達、ちいとばかし馬券が当たったからって調子こいてると承知しねえぞ」
◯原さんと、K君にdisられて一気に不機嫌になったマスターなのである。

「◯原さん、『雄太貯金』の残高は幾らない?」
「46万5千円です」
「ふ〜ん、5万からスタートした割には、結構増えてんじゃんか。全額いてこましたろか?」
「え!マジカルですか?」
「冗談に決まってるだろが、そんたらおっとろしい事出来っか。それはどうでもいいが人のギャグを取るな!」
「へへ〜、お屋形様、平にご容赦くださいませ」
「ならぬ!手打ちにしてくれようぞ!そこに直れ」
相変わらず馬鹿なやり取りを繰り返している、マスターとまあまあ愉快な仲間達なのである。

「で、どのレースで?」
「土曜日、阪神最終ブライスガウがいいんじゃねえかと思う。まだ2戦だが相当な器とみた。相手は若武者弘平のラインシュナイダーと、我らがスグルちゃんのツーエムマイスターの降級馬2頭。普通ならラインシュナイダーが抜けているが、なんせこの雨だろ。前に行くツーエムマイスターに展開が向く可能性が無きにしも非ずだ」
「前に行きたい馬が揃ってますから、前潰れの可能性が高いんじゃないですか?」
「うむ、俺もそう思うが……..競馬だからな〜。まああれこれ悩んでも仕方ねえ。地力を信じてラインシュナイダーとのワイドに5万。いや半端だな〜6万5千張り付けっか」と結論付けたマスター。

シャープのお偉いさん達じゃないが、その判断は正しいのか(u_u)
競馬なら結果はあっと云う間に出る。
「な〜に万が一ハズレたら、日曜日のモズライジンに10万もぶっ込みゃ〜何とかなら〜ね」
呑気なお父さんとはマスターの事だ。
歴史に汚点を残したシャープのお偉いさん達!
あんた達は何ともならないよ。
バット!マジカル情けないな〜(≧∇≦)

皆様、お付き合いありがとうございました。
明日は『宝塚記念』の予想でございます。
「オメー達の顔は見飽きた。北新地のめんこいホステスと阪神競馬場に乗り込む」と、まあまあ愉快な仲間達をいとも容易く切って捨てたマスターの決断は。
お目汚し、宜しくお願い申し上げます。