北新地競馬交友録

◯原さん!ピンチ

セメント屋の大将がとんでもない事を云って物議をかもしている(((o(*゚▽゚*)o)))
17日、北海道小樽市で開かれた自民党支部大会で講演し、「90になって老後が心配とか、訳の分からないことを言っている人がテレビに出ていたけど、『お前いつまで生きているつもりだ』と思いながら見ていました」
これだけを聞けば全国のお年寄りから大パッシングを受けても仕方ない。
実は前段に国内の消費拡大が必要と指摘し、「お金を何に使うかをぜひ考えてほしい。金は使わなきゃ何の意味もない。さらにためてどうするんです?」との下りがあったのだ。

もっともである。
間違えではないし、前出の発言は受け狙いの変化球だが1つ問題がある。
セメント屋の大将は銀座で毎晩豪遊するぐらいの大金持ちだと云う事である。
お金に関わる発言は難しい。
マスターのような貧しい人間が、「マニー持って死ねないぜ!」と云えば負け惜しみに聞こえるし、「元々持ってないじゃないか!」と馬鹿にされるのがオチ。
セメント屋の大将みたいな大金持ちが、「ジャンジャン使え!」と云えば、庶民の気持ちが判らない人間だと思われるし、「アンタは使っても使い切れないぐらいあるからいいよな」と嫌われるのがオチである。

「と〜締まり用心、火の用心。
地球を綺麗にしよう!
お父さんお母さんを大切にしよう!
礼儀正しくしよう!一日一善!」毀誉褒貶は激しいが、競馬のコンペティター日本船舶振興協会の故笹川良一会長は大金持ちでも、それを自慢するような立ち振る舞いや、言動は少なかった。
セメント屋の大将!
おじいさん、おばあさんを大切にしよう!
貯金を吐き出せ!なんて発言は控えよう!

「マスターさん、元気がありませんね」
「おう、も〜やんなっちゃったぜ。土曜日の阪神3Rでひでえ目にあって、10R「水無月S」じゃ〜デムーロがこれ以上ない下手乗りすんだもんな〜。日曜日は家で畳の目でも数えとこうかと思ってんだ」
「何を弱気な事を!やられたらやり返す!その根性しかマスター取り柄がないのに」と競馬友達のK君。
この野郎!と怒るかと思いきや、「………..またやられそうな気がする」とウルトラ弱気の虫に取り憑かれてしまっている。
「考えんの面倒くせえし、どうせ当たらねえからオメー達に乗るわ。何かいいのあっか?」
「マスターさんにピッタリのレースがありますよ、『ユニコーンS』はルメールJのストロングバローズと、川田Jのゴールドドリーム。ワイドなら鉄板でしょ」と熊本天草出身◯原さん。

「ふ〜ん、◯原さん、えらく自信あんじゃんか10万ぶち込んでもいいか?」
「え!駄目ですよ、駄目!1万円ぐらいにしといてください」
「冗談だよ〜。軽く5万でご機嫌伺いと行くか」
「5万で軽くですか…………..責任感じてしまいます」
「結構!結構!責任を感じる!大いに結構」とマスター。
ストロングバローズとゴールドドリームが飛んだら、豚を殺す騒ぎになるのは火を見るより明らかである。
◯原さん、余計な事を云ってハラハラ、ドキドキの日曜日になりそうなのだ。

『老後の事を考えると………..』お年寄りがなんでそんな事を云うのか?
セメント屋の大将もその辺りを少しは考えて責任を感じてくれればいいのだが…………無理だろな〜。

ルメールJ、川田J!
◯原さんのために宜しくお願い致しまス!