その昔、太閤秀吉さんの時代はJAPANの中心だった大阪。
それが、徳川家康が江戸に幕府を開いたのを境に、東京が大阪を圧倒し続けている。
舛添都知事が湯水の如く都民の税金を使えるのも、東京都が大金持ちだからである。
お上から交付金を貰って、ヒイヒイ云っている大阪とはメダカとクジラ、提灯と釣鐘、チワワとセントバーナードぐらいの差がある。
大阪が東京に勝っている物と云えば、たこ焼き、お好み焼き、うどん、熱狂的な阪神タイガースファンぐらいなもんだからどうしようもないが………….お笑いだけは未だに大阪の方が優位。
その証拠に東京のキー局が作るお笑いや、バラエティ番組では、大阪出身のタレントが大威張りしている。
バット!そんな状況でも気を吐いているのが落語。
江戸前の落語家達を集めて、仰け反るぐらいの長寿&高視聴率をキープしているのがご存知『笑点』である。
この5月、長らく司会を務めた桂歌丸が勇退して、春風亭昇太が6代目司会者に抜擢された。
ちょいとした社会風刺や、メンバー同士の罵り合いがお約束。
延々50年間これの繰り返しなのだから、大いなるマンネリなのだが………..。
「ハハハハ。春風亭昇太面白いね〜」
マスターのマミー芳子ちゃんは、『笑点』の熱烈なファン。
なんせ録画までして、何度も見直していると云うんだからびっくりぽん!である。
「おい!ばあさん!こったらもん何が面白れ〜んだ?くだらねえ。Levelが低くいんだよLevelが。司会者が変わったって、な〜んにも番組は変わらねえじゃんか(♯`∧´)」
「それがいいんやんか〜。死ぬまで見るよ」
いくらマスターが馬鹿にしても聞く耳を持たないマミー芳子ちゃんなのである。
「マスターさん!『安田記念』ではえらい目に合いましたね」と熊本天草出身◯原さん。
「そうよな〜、Tベリーはギッコンバッタン公園のシーソーだし、将雅はペースが判らねえもんだから脚を余して4着、プリンスに至っては完全に萎縮してるんだから……..レースを自分で作れない、ペースが判らないジョッキーに、命より大切なマニーを託した俺が馬鹿だった」と自虐の詩のマスター。
「ここんとこデムーロJが大きなレースではイマイチですね」と競馬友達K君。
「それは云えるが、先週土日で13鞍乗って、1着3回、2着2回、3着2回、半分以上馬券になってんだからてぇ〜したもんよ。豊大明神も云ってるだろ、馬6割、騎手3割、運1割ってよ。今週もやってくれるんじゃねえの。狙い目は他のジョッキーからデムーロへ手替わりの馬だ!」
「マスターさん、デムーロJだとオッズが塩っぱいですが」
「ばかたれ〜、ばかたれ〜、このばかたれが〜。配当は3着までに来た馬にしか付かねえんだ。『12番人気で5着来ました!」なんて胸張るのはジョッキーに任しときゃいいのよ。土曜日は2Rのアメリカントップが祐介から、4Rジェルミナーレが克駿から、6Rベリーフェイマスが竜二から、8Rエイシンピカソが祐介から、11Rベックが正義から、最終ジェネラルゴシップが英明から。ニャンと!6鞍も乗り替わりがあんだぜ」
「凄いですね。マスターそれ全部買うんですか?」
「たわけ〜!俺っちはマンション住まいよ。金の成る木がはえてる訳じゃねえんだ。アメリカントップのレースはどんぐりの背比べ、ベリーフェイマスは足りねえ、エイシンピカソは降級馬がモリモリ、ベックはダノングッドマンに勝てる訳ねえ、ジェネラルゴシップは前に付けれればいいが………。結論!阪神4Rジェルミナーレの単勝2万、複勝3万で勝負を掛ける!」と高らかに宣言だ。
どうやら、ジェルミナーレが馬券となれば、全額10Rダノンシーザーの複勝にぶち込むらしい。
『笑点』は司会者が変わっても、何の代わり映えもしないが……..デムーロJ!宜しくお願い致しまス!