北新地競馬交友録

福島にいい風を

『会津磐梯山』 福島県民謠

エイーヤー
会津磐梯山は 宝の山よ
笹に黄金が エーまたなりさがる
スッチョイ スッチョイ スッチョイナー

エイーヤー
ことしゃ豊年穂に穂が咲いて
道の小草も エーまた米がなる
スッチョイ スッチョイ スッチョイナー

小原庄助さんなんで身上つぶした
朝寝 朝酒 朝湯が大好きでそれで身上つぶした
もっともだ もっともだ

日銀は「地域経済報告」で、東北地方の景気判断を引き下げた。
新興国経済の減速を受け、海外向けの機械や、電子部品の生産が振るわなかったのがその理由らしい。
元々日銀の景気判断の発表はウルトラ楽観的傾向がある。
その日銀が寒いと云っているのだから事態は深刻だ。
『東日本大震災』以降どうにもいい事がないが、福島を中心とした東北地方に、いい風が吹けと祈らずにはおられないのだ。

「マスター!驚きましたね」
「何が?オリックスが今季初のホームランでも打ったのか?」
「違いますよ。『桜花賞』の日に岩田Jが福島に出稼ぎですよ。福島に」
「イエス!高○クリニックだ。それよ、それ〜。G1の常連で、チョイと前なら力は足りねえが、康誠ならひょっとしてやって呉れるんじゃねかと期待した馬主や調教師が…………それが春のクラッシック第一弾『桜花賞』でお座敷も掛からねえとは……..」
出馬表が発表になった木曜日の夜。
先週の負けで被害を受けたにも関わらず店に脚を運んでくれた、某バイオ系商社マンY君とマスターとの会話である。

「うむ!」と出馬表を睨んだマスター。
「おい、おい大した馬に乗らねえな〜。3Rのクイーンズターフは康誠がリプトンティバックでお茶しながらでも勝つだろうが……..後はダミだ。メインの『福島民報杯』マウンテンロウボスに頑張って貰うしかねえんじゃねえか」
「1600万の『元町ステークス』を勝ち上がってのオープン初戦。しかも休み明けですよ」

「オープンと云っても、ビックリするぐれえの弱面揃いだが……….。丸ちゃんのサトノアポロだろ、友のシャイニープリンス、明秀のシベリアンスパーブ、小倅のデウスウルト、大知のマイネルプロスト、祐次のマイネルミラノ、隼のマデイラ、栄彦のミュゼゴースト、貴志のヤマニンボワラクテ、元気のヤングマンパワー、勝春のライズトゥフェイム。勝ってもおかしくない馬が片手じゃ足りねえよ〜。マジカル無茶苦茶でござりますがな∑(゚Д゚)」とマスター。

岩田J、『桜花賞』の晴れ舞台で脚光を浴び、誇らしげに馬に跨るジョッキー達を、遠く離れた福島のモニターで見るのであろうか(≧∇≦)
小原庄助さんは、怠け者で身上を潰したが、岩田Jが常日頃調教を一生懸命付けているのは万人の知る所である。
頑張れ!岩田J。
単複5千円づつで応援だ!