USA大統領選に異変が起こっている。
大統領選指名争い序盤の天王山となった1日の「スーパーチューズデー」で、共和党のトランプおじさんと民主党のクリントンおばさんが指名獲得へ向けて大きく歩を進めたのだが…………。
トランプおじさんは過激を通り越して無茶苦茶である。
「メキシコ移民は、ベストではない問題がある。何故ならば麻薬や犯罪を持ち込む人々を送り込んでくるからだ。彼らは○○魔だ、中には善良な人もいるかもしれないが」
「米当局が事態を把握できるまでの間、イスラム教徒をアメリカ入国禁止にすべきだ」
「たとえ私がニューヨーク5番街の真ん中でだれかを撃っても、選挙の票は失わない」
「日本の安倍は米経済の○○者だが、やつはすごい。地獄の円安で、アメリカが日本と競争できないようにした。さらに、安倍は駐日米大使のキャロライン・ケネディを接待漬けにして言うことを聞かせることで、アメリカに打撃を与えた」
ここまで云うか〜∑(゚Д゚)
民主党はクリントンおばさんが優勢だが、泡沫候補と云われていたサンダースじいさんが大健闘。
「いまこの国の支配層は、まるで酒や麻薬に依存した人のようだ。もっと、もっと、とほしがる。どれだけ大勢の子供達が貧困にあえごうと、どれだけ失業率が高かろうと、おかまいなしだ。もっとくれ、もっとくれ、もっとくれ、と言っている。私は云いたい!もういい加減にしなさいと」
「いま我々がとり組まなくてはならない課題の内もっとも重要な問題は、全国に多くの優れた良き人々がいるのに、活かされていない事。この閉塞的な状況は、今のままでは永遠に続くどころか加速するだろう。まさに絶望的だ。企業の資金力には負ける、大富豪には勝てない、諦める。しかしそう思ってしまったら、まさに彼らの思うつぼ。皆さんに伏してお願いする。どうかそんな絶望の世界には足を踏み入れないでくれ」
革命でも起こすのか〜∑(゚Д゚)
過去、この2人のような候補者が、支持を集めるなんて事はありえなかったUSA。
理由は色々あるが、その中でも最も有力と云われているのが、格差社会が産んだ歪に対して、一般ピーポーが反乱を起こしているのではないかとの説である。
先日ついに閉店した浪速の名物店『靴のオットー』は、「格差社会を是正せよ。身長の格差は当店で。人は見た目が9割だから!」なんてシークレットブーツの良さを、素晴らしいコピーで道行く人々にアピールしていたが、そんな悠長な事を云っている場合ではない。
とにかくUSAには異変が起こっているのだ。
我がJAPANの競馬界を牽引して来た一口馬主クラブと云えば、ご存知『サンデーR』と『社台RH』の2大巨頭である。
そのクラブ事情にも異変が起こっている。
其々系列化を進めている事は、競馬を齧っておられる方ならご存知だと思うが、それによって2強時代に終わりを告げ、系列クラブの台頭が著しい。
この事はジョッキー達にも大きな影響を与え、昨年外人ジョッキーが短期ではない免許を交付された事によって、更に大きな変化が起こっている。
(マスターが懇意にさせていただいている『野中香良』さんの著書を読んでいただければ、目からウロコの内容がモリモリ山モリです(⌒▽⌒)
クラブに取り立てて興味がある訳ではないが、こと馬券となると無視して通る事は出来ないのである。
「け!15万張って払い戻しが18万たぁ〜マジカル泣けてくるぜ。俺の当った馬券は何でこんなに安いんだよ。ひょっとして競馬の神様から嫌われてるのか?」キョウエイギアはど鉄板!発言のマスターにいい泣きが入っている。
京都馬主協会会員のお偉いさんや、某バイオ商社のY君の、おめでとうメールに「アタマに来ました!こうなりゃ『中山記念』に突撃!イスラボニータに何とかして貰います」と返信、パドックを映したモニターを判りもしないのに見ていたのだが……。
「イスラボニータを買おうと思ったが作戦変更だ。どうも嫌な予感がする」
「マスターさん、ドゥラメンテですか?」と熊本天草出身○原さん。
「たわけ〜が〜。どうせ仰け反るぐれえの安さだろ。とてもじゃねえが買えないぜ」
(キョウエイギア120円の馬券買ってんじゃん。よく云うよ 笑)
「判りました!リアルスチールでしょ?」と競馬友達K君。
「ば!馬鹿野郎!も一つ買えねえよ。屋根見てみい。皐月賞でイチコロパンで差されて、末の勝負ならどうにもならねえのが判ってたハズなのに、ダービーではドゥラメンテが動いてから追い出したんだぜ。1800までなら大したもんだが、それ以上の距離のレースはお寒い。なんせ自分でレース作らねえし、勝ちに対する執念も俺には感じられねえ。親父さんをちっとは見習え!てなもんよ」とプリンスをこき下ろしている。
「何でイスラボニータを買わないんですか?どうせ複勝でしょ」
「エビショーが緊張し過ぎなんだよ。年明けから1着、2着で馬券になった馬知ってっか?圧倒的に個人馬主よ。クラブはG1が1回、ノルマンディーが2〜3回しかねえだろう。社台RHのイスラボニータは、云うなればエビショーにとって最後の砦よ。
ドゥラメンテとリアルスチールを喰ってやろうと思ってるんだろうが、エビショーは気合が入り過ぎるとロクな事がねえ。ほら一時期ESPなんて揶揄されたの覚えてねえか?」
「出遅れのえびなスペシャルですね」
「そうよ!更に云うならライバルクラブに勝ってくれ!関係者の思いも半端ねえはずよ。見ろよ口を真一文字に結んで、それこそ合戦前の戦国武将のような面構え。俺は嫌いじゃねえけど、今回はかなり寒いと思うぜ。それならお気楽フランス野郎ルメールのアンビシャスの方が安心だ。そうそう!京都馬主協会のお偉いさんや、某バイオ商社のY君に変更メールしなくちゃな」とマスター直前の心変わりで、アンビシャスの複勝に3万円を張り付けた。
「第4コーナを回ってドゥラメンテがスーッと動いて行った!先頭はラストインパクト!ラストインパクトだ!」
普段より好位の位置取りからドゥラメンテが動いた。
スタートしてから、ドゥラメンテを徹底マークのイスラボニータと戦国武将だが伸びない。
「外からドゥラメンテ!ドゥラメンテが交わす!残り200を切った!2番手はロゴタイプが頑張っている。しかし外からアンビシャス!連れてリアルスティール!先頭はドゥラメンテ!ドゥラメンテ!アンビシャス!ドゥラメンテ!」
「マスターさん!おめでとうございます」
「うむ、こうなるのは判ってた。フルーキーがもうひと頑張りしてくれりゃ複勝がちいとは跳ねたのによ」
「160円も付いてますよ!」
「○原さん!俺をおちょくってんのか?あ〜ん!160円もとは何だ!も!とは」
マスターまた、また○原さんにヘッドロックである(笑)
土、日曜大騒ぎして儲けは僅か3万と3千円( ̄(工) ̄)
「マスター、安かったですが的中は的中。なんせマイナス金利の時代ですから」と、今年から京都馬主協会会員になったMさんからメールが。
慰められているのか、褒められてるのかは定かではないが、本人は来週こそ、ビシッといい馬券をいわさないと、勝負師の沽券に関わると闘志を新たにしたようである。
「勝ち馬の後ろにつけたが、ミルコが動いた時に置かれてしまった。負けるにしても負け過ぎ。敗因が判らない」とぶ然とした表情でコメントを出した蛯名J。
個人馬主中心で20勝の全国リーディング6位は立派。
泣くな!蛯名J!
これから応援させて貰いまス!