北新地競馬交友録

危険がモリモリ

金融政策が、更なる異次元に踏み込んだ。
とうとうマイナス金利、最後の黒田砲が発射!
目的は日銀に堆く積まれている200兆円とも云われている『日銀マネー』を市中に流す事である。
金利が付かないどころか、罰金を取られるならと、銀行が投資に力を入れてくれるのを期待しての黒田砲である。
バット!財務内容が健全な優良企業は内部留保がモリモリ山盛りで、お金を借りる必要がない。
かと云って資金繰りに苦慮している中小や、海のものとも山のものとも判らないベンチャーに貸すのはデンジャラス。
株式市場が、たった3日間しか黒田砲効果がなかったのは、至極当然の事なのである。

景気が良いのは、輸出関連で円安の恩恵を受けた企業のみ。
大部分の国民の実質賃金は上がる気配がまるでなく、当然GDPの6割を占める個人消費も一向に伸びる気配がない。
その理由は、デフレ脱却!インフレに誘導すべく『異次元の金融緩和』を敢行するも、消費税の引き上げで国民の消費マインドに大きく水を指したからである。
ある経済評論家が面白い表現をしていた。
車のアクセルを踏みながらブレーキも踏んでいる状態。
進む訳がないのである。

金利を少しばかり下げても景気はよくならないのはこの3年間で実証積み。
円安で輸出企業を儲けさせても、国内での投資は大して拡大しないこともわかった。
大企業を儲けさせれば下々に恩恵が行き渡るという「トリクルダウン」は幻想。
アベノミクスが津々浦々に恩恵をもたらさないのは、時間がかかるからではなく、構造に問題があるから。
名探偵コナン風に云うならば、「謎は全て解けた!お前達の無能はぐるっと!まるっと!全てお見通しだ!」
USAはリーマンショックから立ち直り、一足早く量的緩和の出口を探り出している。
その理由は、長期に渡る異常低金利政策は、歪な社会を更に助長させると判っているからだ。
我がJAPANに出口はあるのか?
非常に危険!モーストデンジャラス!
色狂いの元国会議員を虐めて、溜飲を下げている場合ではないのだ( ̄(工) ̄)

「マスターさん、今年最初のG1『フェブラリーS』はどの馬から?ノンコノユメが凄い人気ですね!」と熊本天草出身◯原さん。
「そうよな〜、異次元の末脚で、他の馬が止まって見えるんだから大ぇしたもんだ。ルメールも完全に手の内に入れていて、6騎乗機会5勝2着1回。その2着も『チャンピオンズカップ』で、バートンやボウマンにレースをグチャグチャにされた隙を付いて、サンビスタが間違って勝ったレースだしな。安定感では断トツよ」
「じゃ〜ノンコノユメですか」と競馬友達のK君。
「慌てるなって。単勝が2.4倍とはどんだけ強くてもな〜(≧∇≦)これが前々でレースを運べる馬なら、俺も目を瞑って飛び込むが、差し一手の分危険だと思う。その昔ブロードアピールと云う、化け物みてえな追い込み馬がいたが、取りこぼしもあった。広い東京コースで前が詰まる危険は薄いが、天候が天候だし時計がかなり早くなるのは間違いねえ。お得意の出遅れをかました日にゃ……….」とマスター、ネガティブな発言を繰り返している。

「本当は竜二にG1の夢再び!スーサンジョイを買いてえが、距離はともかく、今週の追い切りが酷過ぎて、さすがに今回は参加する事に意義があるオリンピック精神だと思う。ならばコーリンベリー、コパノリッキー、スーサンジョイを行かせての前々をキープ。直線で抜け出すモーニンに一票を投じるのがいいんじゃねえかと。追い切りもグンバツよ!
枠も文句なし!屋根がこれまたG1ゲッターのデムーロだしよ。◯原さん、複勝で幾ら付く?」
「前売りで1.7ー2.8です」
「上等!上等!福島上等カレーじゃねえか。5万ばかしでご機嫌伺いと行くか!」

株高で浮かれて、いい方向に向かっていると勘違いを刷り込まれていたJAPANは危険。
死角がないと思えるノンコノユメだが追い込み一手は危険。
1番危険なのはここ2週、まともな当たりから見放されているマスターの読みが1番危険なのではあるが……..。
デムーロJ!担いでも3着宜しくお願い致しまス!